三笘薫、川崎→ブライトンの「驚くべき旅路」で結果を残した理由 FIFAが特集「スポーツへの献身の賜物」

ブライトンで活躍する三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンで活躍する三笘薫【写真:ロイター】

4月1日ブレントフォード戦で日本人最多得点の記録を更新した三笘にFIFAが注目

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、今季プレミアリーグで日本人最多の7ゴールを決めており、注目される選手の1人となった。先発フル出場した現地時間4月15日のプレミアリーグ第31節チェルシー戦(2-1)でも鋭い突破で存在感を発揮。現地時間23日に控えるFAカップ準決勝マンチェスター・ユナイテッド戦でも活躍が期待されている。そんな三笘を国際サッカー連盟(FIFA)公式が特集。「驚くべき旅路」と題して、三笘の歴史を振り返っている。

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 三笘は4月1日のプレミアリーグ第29節ブレントフォード戦(3-3)で今季7点目を挙げて、日本人の1シーズン最多得点記録を更新。ユナイテッド時代の香川真司、レスター・シティ時代の岡崎慎司(いずれも6ゴール)を抜いて、歴代単独トップに躍り出た。

 FIFA公式サイトはこの偉業に触れ、「今シーズンのトップリーグ7ゴールのうち4ゴールを決めたアメックススタジアムで達成された。ほかの3ゴールは、ウォルバーハンプトン、エバートン、レスター・シティとのアウェー戦で生まれたものだ」と敵地での勝負強さに感嘆した。

 また、日本でのブライトン人気にも着目している。「ブライトンのスター選手」のパフォーマンスが日本に広がったことで、クラブの公式SNSフォロワー数が激増。クラブの日本語ツイッターアカウントは瞬く間に3万人を超えるフォロワーを獲得した。その理由について「すべて、三笘のピッチ上でのまばゆいばかりのパフォーマンスがあったからこそ可能だった」と説明。強みについても言及し、「今季のプレミアリーグでの活躍は、アジアサッカーの新たなスター、またブライトンのピッチ内外の貴重な戦力として注目されている。彼の長所はペースとワイドエリアでのダイレクトなプレーだけでなく、空中戦の巧みさとボールを持った時の規律の良さである」と、その活躍ぶりを称えている。

 J1川崎フロンターレから2021年にブライトンへ移籍。直後はベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでプレーし、今季にブライトンへ復帰。その道のりで結果を残してきた理由を「彼の日頃のハードワーク、規律、そしてスポーツへの献身の賜物である」と述べている。

 この活躍が日本へ与える影響は大きい。「FIFA」も日本代表の新エース候補としても期待される25歳の功績を「三笘は、イングランドで活躍する日本人選手の新たなスタンダードを築き、プレミアリーグでのプレーを夢見る若い日本人サッカー選手にインスピレーションを与える存在となった」と、分析した。三笘のプレーには日本だけでなく、世界も目が離せない状況だ。

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