フランクフルト退団決定の鎌田、地元出身のノーベル化学賞博士が嘆き 「最悪の悪夢だ!」

フランクフルト退団が決定した鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルト退団が決定した鎌田大地【写真:Getty Images】

ベンジャミン・リスト博士は鎌田を「頭の回転も速く、ボール扱いも上手い」と評価

 ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間4月12日に今シーズン限りでの退団が決まった。新天地が取り沙汰されるなかで、フランクフルト出身の著名人は「最悪の悪夢だ」と嘆いている。

 今シーズンの鎌田はここまで、公式戦38試合に出場して13得点5アシストをマーク。シーズン序盤戦こそコンスタントに結果を残してきたものの、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)以降、リーグ戦で無得点が続く。

 今季限りで契約が切れるなか、去就が注目されていたが、4月12日にフランクフルト退団が決定した。

 そのなかで、ドイツの有名サッカー雑誌「11FREUNDE」は、フランクフルト出身で、2021年にノーベル化学賞を受賞したベンジャミン・リスト博士のコメントを紹介している。

 リスト博士は「鎌田は驚くほど速く、頭の回転も速く、ボール扱いも上手い。本当に素晴らしい選手だ」と、26歳の日本人アタッカーを評価。フランクフルトと契約延長することと引き換えに、ノーベル化学賞のメダルを渡す話をしていたが、「それでは彼を納得させることはできなかったようだ」と振られると、無念さをにじませた。

「正直、最悪の悪夢だ! おそらく彼はボルシア・ドルトムントに行くだろう。アイントラハト・フランクフルトからすれば、ライバルと考えなければいけないクラブだ」

 それだけ、鎌田が5シーズンを過ごしたフランクフルトで愛される存在だったと言えるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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