新潟がJ1残留へ緊急事態… 敵地でG大阪に敗れ、攻守の軸“ダブル”シルバが退場処分

退場処分となったR・シルバとL・シルバが、最終節で出場停止に

 J1残留争いの崖っぷちに立つ年間15位のアルビレックス新潟は、29日に行われたJリーグセカンドステージ第16節で敵地ガンバ大阪戦に臨んだが、判定に泣いた。得点源のFWラファエル・シルバがシミュレーション判定によって退場処分を受けると、DF舞行龍ジェームズがハンドでPK判定。さらに大黒柱のMFレオ・シルバが一発退場となるなど1-3で敗戦するとともに、最終節に向けて助っ人2人を欠くという、“泣きっ面に蜂”の展開となった。

 第15節終了時点で15位の新潟にとっては、前節浦和戦の終了間際にFW興梠慎三に痛恨の決勝点を許した悪い流れを引きずるような展開となった。開始5分でFWアデミウソンに先制点を許す苦しい立ち上がりになったが、同35分にR・シルバが同点弾を決めてゲームを振り出しに戻した。

 しかし、そのエースに後半、悪夢が待っていた。同5分、ペナルティーエリア内でG大阪のDF岩下敬輔に倒されたように見えたが、これがシミュレーションだったとして、岡部拓人主審からこの日2枚目の警告を受けて退場処分。新潟イレブンは猛抗議したものの判定は覆らず、残り40分間を10人で戦うのと同時に、最終節で得点源が不在となる緊急事態に陥った。

 新潟の苦境はさらに続く。同15分、G大阪MF遠藤保仁の浮き球パスを、舞行龍がペナルティーエリア内で胸に当てて処理しようとしたところを、手に当たったとして無情のPK判定。これを“PK職人”遠藤に、節目となるリーグ通算100ゴールを決められ1-2とリードを許した。

 

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