去就注目のレアルMF、3年契約延長か クラブ側オファー「6月提示」とスペイン紙報道
MFダニ・セバージョスの去就に動き、チームへの忠誠心をクラブ側評価
スペイン1部レアル・マドリードは現地時間4月2日、ラ・リーガ第27節でレアル・バジャドリードをホームで迎え撃つ。リーガ連覇は絶望的な一方、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のタイトル獲得に可能性を残すなか、かねてから注目されていたスペイン代表MFダニ・セバージョスの去就に動きがあったようだ。スペイン紙「El Debate」が報じている。
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層が厚いレアルの中盤において、昨シーズン終盤から徐々に出場時間を増やしてきたセバージョス。今季は負傷者が続出するチームの苦しい台所事情にあって、リーガ19試合に出場するなど確かな存在感を放っている。こうしたクラブでのアピールもあり、スペイン代表に復帰。先日の欧州選手権(EURO)予選2試合にも出場した。
そんなセバージョスは今季いっぱいでレアルとの契約が満了する。ここまで契約延長交渉に進展が見られなかったが、「El Debate」紙はこのほど「レアル・マドリードは6月、セバージョスに3年契約を提示する」と報じた。
記事によると、セバージョスは今回の契約延長交渉にあたり待遇面よりもレアルで継続的な出場機会を掴み、クラブと代表でより中心的な選手になるというキャリア形成に重きを置いたとのこと。また、交渉が進まないなかでも他クラブからのオファーに耳を傾けず、シーズンに集中していたチームへの忠誠心の高さがクラブから評価されたとしている。
とはいえ、セバージョスがシーズン終了後に契約延長交渉を進めるとなれば、同じく今季で現行契約が満了を迎える2人のMF、トニ・クロースとルカ・モドリッチにも何らかの影響が及ぶと見ていいだろう。セバージョスの契約と併せ、来季のレアルの中盤がどのような構成になるか注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)