メッシ去就は「今サッカー界でも最も熱い議論」 新天地候補4つを英紙が特集、現実味が高いのは?

パリ・サンジェルマンでプレーするFWリオネル・メッシ【写真:ロイター】
パリ・サンジェルマンでプレーするFWリオネル・メッシ【写真:ロイター】

インテル・マイアミ、アル・ヒラル、ニューウェルズ、バルセロナの4チームが挙がる

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、今季限りでクラブとの契約が満了を迎えることから去就が注目を集めている。英紙「デイリー・メール」は、「今サッカー界でも最も熱い議論」として世界最高プレーヤーの新天地候補4つを特集している。

 2021年夏にスペイン1部FCバルセロナを電撃退団し、PSGに2年契約で加入。契約には3年目の延長オプションは含まれているが、それを行使するかどうかは現時点では不透明だ。カタール・ワールドカップ(W杯)で母国を優勝に導いたレフティーには、さまざまな去就の噂が浮上している。

 同紙は噂に上る移籍先4クラブを取り上げ、実現可能性を10段階評価で査定。最も高い「8」が付けられたのはアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミだ。元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務める同クラブは、数年前からメッシ獲得に関心を示していると伝えられてきた。「PSGのスターがパリのメガクラブを去る場合、最も可能性が高いと思われるのがインテル・マイアミ」と評価されている。

 それに次ぐ立ち位置なのはサウジアラビア1部の強豪アル・ヒラルだ。その可能性は10段階で「6」。スペイン紙「マルカ」では、アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと同等の年間2億2000万ユーロ(約312億円)のオファーを準備しているとも報じられていた。

 メッシは欧州でのプレー続行を希望しているとも言われているなか、ロナウドと同じ国でプレーする可能性について「サッカー界で最も偉大なライバル関係を見たくないファンはいない」とファンの期待は大きく、「アル・ヒラルが用意しているオファーは無視できないもの」と記された。中東からのメガオファーはメッシにとっても魅力的なものだと考えられているようだ。

 3番目の候補はメッシが少年時代を過ごしたアルゼンチンのニューウェルズで可能性は「5」。過去にはニューウェルズでのプレー希望があることを認めていたが、家族を第一に欧州でのプレーを優先していると明かしていた。一方で、メッシの盟友セルヒオ・アグエロは過去にインタビューで「彼はニューウェルズでプレーする可能性を真剣に考えている」と答えていたように、選択肢としては常に存在しているようだ。

 そして取り沙汰されている候補の中で最も”非現実的”だと見られているのが2021年に涙の別れを遂げたバルセロナ復帰だ。可能性は「2」。メッシが今でもバルセロナへ強い愛情を持っていることは間違いないはずだが、クラブはメッシ退団の原因ともなった深刻な財政難は解消できておらず、リーガから事実上補強禁止処分を受けている状況。メッシの復帰の夢は夢のまま終わる可能性の方が高い。

 PSG残留が基本線とはいえ、やはりその去就は移籍市場で常に大きな注目を集める。6月で36歳を迎える男はどのような決断を下すのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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