本田、ミラノダービーで先発落ちの可能性が高まる 「戦術的な選択」と伊紙

今季リーグ12戦目にして初のベンチスタートか

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が23日のインテルとのミラノダービーで先発メンバーから外れる見通しであると22日付のイタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じている。21日の練習で新たな戦術がテストされたことにより、本田は先発組から外れたようだ。

 ミランはこれまでミラノダービーの前々日に2部練習をすることはこれまでほとんどなかったが、インザーギ監督は動いた。代表ウィークで選手がバラバラだったこともあり、チームを団結させるために2部練習を行ったという。

 午前中はポジションごとの戦術練習、午後はチーム戦術の確認を行い、攻守のセットプレーの練習も実施。そこでインザーギ監督は新機軸を打ち出したという。

 記事では「新しいこと。ピッポはチームがボールを保持した際、4-2-3-1システムから4-4-1-1に変化させる練習をした。ラミが右サイドバック、エッシェンが守備の前、ボナベントゥーラが本田の右ウイングのポジションに入る。理由はシンプルだ。ボネーラが出場停止。アバーテは朝、治療しただけで、チームメイトの練習中にミラネッロを去った。アバーテもデヨングも欠場する」と報じ、「ボナべントゥーラと本田は戦術的な選択だ」「ミランは持続的に戦術を変えなければならないが、ジャック(ボナベントゥーラ)はより柔軟な対応を保証できる」と解説している。

 ミランは負傷離脱していたイタリア代表MFリッカルド・モントリーヴォがベンチ入りする予定。さらに注目のミラノダービーは満員となる見込みで、白熱した試合が予想される。ここ4試合で勝ち星から遠ざかっているミランは本田を先発から外し、戦術的に変化を与えてインテル戦に臨むのか。ミラノダービー当日の布陣に注目だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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