鎌田ドルトムント移籍が「助けになる」 リバプール“有益”と現地メディア指摘の訳は?
ベリンガムへ関心のリバプール、ドルトムントの鎌田獲得で道を切り開く?
ドイツ1部フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地は、今シーズン限りでクラブとの契約が満了を迎える。夏の移籍市場では、移籍金がかからずに獲得できることもあり、多くのビッグクラブが鎌田の獲得に関心を示しているとされる。現在、有力視されているのはドイツ1部ボルシア・ドルトムントへの移籍だが、この報道をリバプール専門メディア「Empire of the Kop」は好意的に報じている。
今シーズン、苦戦が続いているリバプール。来季に向けた補強が注目を浴びるなか、現在ファンが最も獲得を希望しているのが、イングランド代表MFジュード・ベリンガムだ。そのベリンガムが所属するドルトムントが中盤の補強に動いているのは、今夏の放出に向けた準備と見られており、英メディア「Caught Offside」のクリスティアン・ファルク記者は、同メディア上でドルトムント側の意図を考察している。
「リバプールの中盤の補強リストには、多くの名前がある。現時点で鎌田大地がドルトムントと交渉しているのは、ジュード・ベリンガムが夏に移籍する可能性があるための準備と理解できる。もちろん、彼は夏にドルトムントを離れるマフムド・ダフードの代役の可能性もあるが、鎌田は先発イレブンのオプションになる。彼はベリンガムの代役としては理想的ではないが、代役の可能性として目を付けている」
鎌田もリバプール移籍の可能性が報じられたが、あくまでベリンガムの獲得が優先されるべきと考えているようだ。そのため「Empire of the Kop」では「ブンデスリーガのクラブとのつながりが正しく、後釜を準備しているのであれば、元バーミンガムMFをアンフィールドへ導く道を切り開く助けになるだろう」と伝えられ、間接的ながらも鎌田の去就が注目されていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)