セルティック古橋、2年連続リーグ杯決勝で2得点も飛躍を約束 「もっといい選手に成長する余地がある」
「いつもいいパスを出してくれる」と同僚に感謝
スコットランド1部セルティックは、現地時間2月26日に行われたスコティッシュ・リーグカップ決勝でレンジャーズを2-1で下し、大会2連覇を果たした。日本代表FW古橋亨梧は決勝戦で2年連続の2ゴールを挙げ、優勝の立役者となった。試合後のコメントをスコットランド紙「スコティッシュ・サン」が伝えた。
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宿敵レンジャーズとのタイトルを懸けた一戦で、FW前田大然、MF旗手怜央とともに先発した古橋は、前半44分にスコットランド代表DFグレッグ・テイラーの左クロスを前田がうしろへ逸らしたボールをゴールにねじ込んだ。さらに後半11分にも旗手からのクロスを仕留め、追加点を挙げた。レンジャーズの反撃を1点に抑えたセルティックは2-1で勝利し、2年連続21度目のリーグカップ制覇を成し遂げている。
試合後、古橋は「シーズン終了時にもチームメイトたちと喜びたい。とても嬉しいし、2得点を挙げて貢献できて良かった。でも、ゴールはチーム全体で挙げたものだし、優勝できたのはファンのおかげだ。今はとても幸せだ。チームメイト全員のサポートに感謝したい。彼らはいつもいいパスを出してくれるし、得点を取るためのお膳立てをしてくれている。点を取ることで恩返しできて嬉しい」と、謙虚に語ったという。
歴史のあるセルティックでもリーグカップ決勝で2年連続2ゴールを挙げた選手は、1956-57シーズンのFWビリー・マクファイル氏以来だという。先制点について、古橋は「(前田)大然が決めるかなと思ったら、ボールが僕の前に来たから、点を決めなければいけないと思った。僕はストライカーだから、可能な限り点を取ることが役割だし、与えられたチャンスをできるだけ生かしたい。この前にもチャンスはあったから、もっと点を取りたかったし、2点取れて良かった」と、振り返っている。
チームにタイトルをもたらす活躍を見せた古橋だが、現状に満足はしていない。「まだまだもっといい選手に成長する余地がたくさんあると思うし、チームにもっと貢献できると思う。それが僕にとって何よりも大事なことだ」と、コメントしている。
今シーズンの通算ゴール数を24まで伸ばした古橋だが、リーグ杯優勝もまだまだ通過点と捉えているようだ。