トゥヘル氏のPSG監督再就任浮上、古巣チェルシーから補強も？

　今シーズン序盤、イングランド1部チェルシーの監督を解任されたトーマス・トゥヘル氏は、古巣のフランス1部パリ・サンジェルマン（PSG）監督へ復帰する可能性を報じられている。そんななか、英紙「デイリー・エクスプレス」は、トゥヘル氏のPSG監督再就任時に再会する可能性があるチェルシーの4選手をピックアップしている。

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　2020年12月にPSGを解任されたトゥヘル監督は、直後にチェルシーの監督に就任すると、クラブを史上2度目のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）優勝に導いてタイトルをもたらした。しかし、ドイツ人監督は今シーズンの序盤に低迷すると、トッド・ベーリー新オーナーに解任された。それ以降、トゥヘル監督はフリーになっている。

　CL優勝が至上命題となっているPSGでは、クリストフ・ガルティエ監督の去就が不透明になっている。スポーツ・ダイレクターのルイス・カンポス氏には、トゥヘル監督を呼び戻す可能性があるようだ。

　この報道を受けて、「デイリー・エクスプレス」紙は「ドイツ人がフランスの首都で仕事を引き受けた場合、再会を求めるかもしれない」として、トゥヘル監督がチェルシーから4人の選手を獲得する可能性を報じている。

　最初の候補となっているのは、ガボン代表FWピエール＝エメリク・オーバメヤンだ。トゥヘル監督はドイツ1部ボルシア・ドルトムント、チェルシーの2クラブで快速ストライカーと仕事をしていた。グラハム・ポッター監督は、すでにオーバメヤンを戦力外とみなしており、夏の移籍市場での退団が予想されている。

　また、冬の移籍市場であと一歩のところでPSGへの移籍が実現していたモロッコ代表FWハキム・ツィエク、クラブとの契約延長交渉が滞っており、契約が2024年夏までになっているイングランド代表MFメイソン・マウントの名前も挙がっている。

　そして最後には、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチも、ポッター監督とベーリー氏が放出に踏み切る可能性のある選手だと伝えている。記事では「この数シーズン、最も安定して活躍を見せている選手であり、クラブが放出に踏み切れば驚きかもしれない。トゥヘル監督はPSGの弱みであるセントラルハーフの補強に乗り出すことに関心があるだろう」と報じた。