マンUサンチョが復活の兆し 4戦2発の好調をもたらした指揮官の“手腕”とは?「当時は眉唾ものだったが…」

マンUのMFジェイドン・サンチョ【写真:ロイター】
マンUのMFジェイドン・サンチョ【写真:ロイター】

テン・ハフ監督が課した個人トレーニングが功を奏す

 イングランド代表MFジェイドン・サンチョは、2021年夏にドイツ1部ボルシア・ドルトムントから英1部マンチェスター・ユナイテッドへ加入。初年度のパフォーマンスから一転、今季は直近の試合で復活の兆しを見せるサンチョの陰には、指揮官の好判断が関係しているようだ。英紙「デイリー・エクスプレス」が詳細を報じている。

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 21年夏、活躍を期待され7300万ポンド(約119億円)でユナイテッドに移籍したサンチョ。しかし、昨シーズンはプレミアリーグへの順応に苦労し、リーグ戦3ゴールという結果にとどまった。

 迎えた2022-23シーズン、サンチョはカタール・ワールドカップ(W杯)のイングランド代表招集メンバーから落選。エリック・テン・ハフ監督はサンチョをチームから離し、オランダでの個人トレーニングを課してコンディション調整を目指した。

 今年1月中旬に全体練習に合流したサンチョは、現地時間2月1日のリーグカップ準決勝ノッティンガム・フォレストとの第2戦(2-0)でピッチに復帰。8日に行われた延期分のリーグ第8節リーズ・ユナイテッド戦(2-2)で途中出場からチームを救う同点弾を挙げると、19日の第24節レスター・シティ戦(3-0)でもMFブルーノ・フェルナンデスとの綺麗な崩しから得点を決め、本来の調子を取り戻しつつある。

 同紙ではサンチョを一時チームから離脱させ、復活の兆しをもたらしたテン・ハフ監督の手腕を評価。「サンチョの個人トレーニングはフィジカルとメンタルの問題に焦点を当てたといわれる。監督の決断は、当時は眉唾ものだったが、それが報われることになるかもしれない」とサンチョが今後への期待を匂わせていると伝えている。

 また、監督がサンチョに対処した方法については「チームのドレッシングルームでもボスに対して『真の暖かさと感謝』の反応を示している」と、選手からの「指揮官の株が上がった」とも報じている。

 サンチョに個別トレーニングを課したテン・ハフ監督の判断が、好調を維持する自チームからの信頼増幅に間接的につながっていたのかもしれない。

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