昨年A代表デビューを飾ったMF藤田譲瑠チマに注目

　イングランド1部リバプールは今季、ここまでリーグ戦9勝5分7敗で9位と苦しんでいる。世界的な強豪の専門メディア「liverpool.com」は、プレミアリーグでその名を轟かせる日本代表MF三笘薫（ブライトン）を成功例に挙げながら、横浜F・マリノスの日本代表MF藤田譲瑠チマにスポットライトを当てている。

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　三笘はプレミアリーグ初挑戦となった今季、ここまでリーグ戦16試合で5得点1アシストを記録。公式戦3試合連続ゴールを決めるなど、昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）以降は一気に調子を上げ、リバプールやアーセナル、チェルシーといったビッグクラブからの関心も噂された。

　リバプール専門メディア「liverpool.com」は、「ブライトンは世界中をカバーするスカウトネットワークを持っており、W杯でも注目を集めた三笘薫のような宝石を発見するのに役立った」と言及。「三笘のケースは、日本の市場への関心と比重を高めるだろう。Jリーグは、年々クオリティーが向上しているし、日本はW杯で結果を残した。リバプールは日本に目を向けて、三笘のような“安価な宝石”を見つけることができる」と日本のサッカー市場にスポットライトを当てた。

　記事において、具体的な一例に挙がったのは、J1の横浜F・マリノスに所属する21歳の日本代表MF藤田譲瑠チマだ。

「藤田譲瑠チマはJ1リーグで通算50試合以上に出場し、（2022年には）A代表デビューも果たした注目選手だ。リバプールは、“老朽化”が進む中盤を入れ替えるために、新たなミッドフィールダー、特に若い選手を必要としている。藤田譲瑠チマのように安価で獲得できる選手との契約も可能だ。彼は必ずしも（本拠地）アンフィールドでコンスタントにスタメンを張れるわけではないが、重要なチームプレーヤーになる可能性があり、三笘がブライトンに行ってプレミアリーグで活躍しているように、人々を驚かせることさえあるかもしれない」

　Jリーグでプレーする日本人選手たちへの注目は、今後さらに増していくかもしれない。