38歳イニエスタ、神戸で迎える6シーズン目に言及 「未来のことよりも今に集中している」

新シーズンを迎える神戸MFイニエスタ【写真:©Jリーグ】
新シーズンを迎える神戸MFイニエスタ【写真:©Jリーグ】

14日に行われたキックオフカンファレンスで開幕戦へ意気込み

 Jリーグ開幕を今週末に控え、2月14日に2023Jリーグキックオフカンファレンスが東京都内で開催された。開幕カードごとに行われた記者会見で、ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは「決定力が問われるだろう」と、2月18日にホームで迎えるアビスパ福岡戦を見据えた。

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 イニエスタは2018年夏に神戸へ加入して今季が6シーズン目。「去年までを総括すれば、自分が来てからいい結果をたくさん残せた。今季に関しては、昨シーズンから学ばないといけない。謙虚な気持ちで目の前の試合に臨んで1試合、1試合を戦い、それを通して大きなことを成し遂げていく。素晴らしいシーズンにしなといけない。サッカーも人生も、与えられるものはない。得るべきものを勝ち取っていかないといけない」と、J1残留争いに巻き込まれつつ、最終的に13位で終わったシーズンからの巻き返しを誓う。

 その対戦相手は、リーグ3位タイの38失点と堅守を誇る福岡。長谷部茂利監督が「球際やハードワーク、当たり前のことを当たり前に試合で実行する」 と話し、MF城後寿は「昇格して過去2年、神戸に勝利できていない。今季は3年目の正直と言いますか、2試合で勝ち点6を取れるように頑張りたい。ピッチ内外でハードワークを監督に求められている」とする、質実剛健かつ勝利を虎視眈々と狙っている難敵との対戦になる。

 そのゲームに向けイニエスタは「ホームで開幕を迎えられるのを楽しみにしている。アビスパは本当に難しく、簡単にやらせてくれない相手。そこでいいサッカーをしてシーズンを始められれば。(ゲームのポイントは)こちらがしっかり、忍耐を持ってやること。決定力が問われるだろう。あまりチャンスは作らせてもらえない。勝ち点3を取るのに最も重要なのは、いいコンディションを作ることだ」と、少ない決定機をスコアにつなげられるかを勝利への道しるべとした。

 38歳で迎える開幕にキャリアも最終盤に来ているとみられる世界的スターだが、「未来のことよりも今に集中している。目の前にあるシーズン開幕に向け最大限に集中してベストの状態で挑めるように考えている」と話す。日本での6シーズン目にしていまだに達成できていないリーグ制覇に向け、今季も衰えないテクニックを見せてくれることが期待される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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