“ネクスト三笘”をリバプール専門メディア特集 「理想的な選手」と指摘する2つの利点とは?
LASKリンツFW中村敬斗に脚光も「今は監視し続けるのが賢明だ」
イングランド1部の名門リバプールから関心を寄せられているも報じられたオーストリア1部LASKリンツFW中村敬斗について、専門メディアも「クロップにとって理想的な選手の存在」と特集している。
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22歳の中村を巡って、英メディアの記者がリバプールの関心をツイッター上で打ち明けたことで話題に。そのほか海外メディアも中村の動向に注目しており、国内外で熱を帯びてきた。
リバプール専門メディア「liverpool.com」もそんな中村を「ブライトンに続く“次の三笘薫”の獲得を狙うか。ユルゲン・クロップにとって理想的な選手の存在が浮上」と見出しを取り紹介している。
「中村は(カタール)ワールドカップの日本代表メンバーには選ばれなかったが、オーストリア・ブンデスリーガのLASKで今シーズン18試合に出場し17ゴールを記録。まもなく日本代表のレーダーが照射されるかもしれない」と現地での活躍とともに、代表選出の時も近いと予想。さらに、中村の守備力の高さが、リバプールへ「有利な特性」だと報じている。
現在のリバプールについて「前線から追う守備の回数が十分でない」とし「そのため守備の切り替えで脆弱に見える」と現状の弱点を挙げると、中村にはその窮地を救う能力があると指摘した。
「90分あたりの守備成功回数でいえば、中村はオーストリア・ブンデスリーガの攻撃陣の中で3位につけている」と数値を基に考察を展開。またイタリアのデータ分析会社「Wyscout」によると、中村の1試合の平均守備成功回数は6.69回の高スタッツを記録。同時に、90分間で4.97回のインターセプトを行っており、これはリーグのアタッカーの中でナンバーワンだという。
中村の利点はこれだけではない。「LASKのこれまでの売却記録がわずか370万ドル(約4億8000万円)であることを考えると、安く手に入る可能性もある」と安価での獲得も期待できると記事では考えているようだ。
同メディアは「三笘のように素早くて技術的な才能があり、リバプールがこの才能あるウィンガーを監視しているのは当然だ」と改めて中村の才能を称えるも、最後には「22歳の彼はまだ完成形にはまだ遠い。今は監視し続けるのが賢明だ」と総括している。
それでもイングランドで継続して報じられる中村の存在感は、日に日に増しているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)