ソン・フンミンでは力不足!? W杯予選3位転落の韓国で「監督批判」が噴出 イラン戦後の“言い訳”発言が波紋

発言に失望する韓国メディア、擁護する選手

「他の選手と比べるとなると、選手の士気に(影響を及ぼすことは)少し影響すると思う。選手たちは試合でベストを尽くしたけれど、自分たちも韓国のために歴史を作ろうとしっかり準備してきた。みんな所属チームで頑張っている選手たち。韓国にもいい選手はたくさんいると思う。(しかし)監督の言葉は自分の考えなので、反対することはない」

 信頼を寄せる指揮官の発言だけに、選手には残念な声として受け止められて当然だろう。

 韓国のスポーツ紙「スポーツソウル」は、「シュティーリケ監督の“ソリア発言”、韓国サッカーに対する不信か」という見出しの記事のなかで、「韓国の選手たちがチームの発奮を促すように、必死で最終予選を戦っているなか、別の国の特定の選手と比べなければならないのか、なんとも言い難い。シュティーリケ監督は、歴代外国人監督のなかでも最も韓国サッカーに関心が多く、愛情を持った指導者として評価されてきた。Kリーグの試合も現地視察し、ジュニアユースサッカー発展のためにもアドバイスをしてきた人物だけに、その発言の波紋は大きい」と嘆いた。

 また、経済紙「ブリッジ経済」は、「ジンクスを破ろうとしたが、逆に不和だけを残し…ソン・フンミン“士気だけ下げ…”」という見出しで、「サッカーファンにとっては、監督の発言に失望しただろう。キム・シンウク、ソク・ヒョンジュンなどの長身FWがいるにもかかわらず、うまく起用できなかった監督の反省が先ではないだろうか」と、指揮官の采配を疑問視している。

 ただ、主将のキ・ソンヨンは試合後に「監督のインタビュー(の内容)を見た時、FWは失望するかもしれない。でも、監督が選手たちを否定的に見ているとは思わない」と語ったという。「外国人監督として、選手やメディアとの難しい意思疎通などもある」と、監督の立場を擁護していた。

 

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