ライバルクラブへ“苦渋の決断” トッテナムへレンタル移籍の岩渕、元なでしこ戦士たちがエール「まだまだ序盤」「いつも応援してる」

アーセナルからトッテナム女子に期限付き移籍となったFW岩渕真奈【写真:Getty Images】
アーセナルからトッテナム女子に期限付き移籍となったFW岩渕真奈【写真:Getty Images】

川澄、鮫島のコンビがエールのコメントを送る

 なでしこジャパン(日本女子代表)FW岩渕真奈は現地時間1月18日、イングランドのアーセナル女子からトッテナム女子に期限付き移籍となったことをクラブが発表した。岩渕が自身のSNSで思いを移籍への思いを明かすと、元なでしこ戦士たちからも新たな門出にエールを送っている。

 岩渕は2021年にアーセナルに移籍。移籍初年度はリーグ戦11試合1ゴール、カップ戦1試合、女子UEFAチャンピオンズリーグ(CL)8試合3ゴールを記録した。迎えた今季、リーグ戦3試合、CL2試合1ゴールの結果にとどまっていたなかでトッテナムへのレンタル移籍となっている。

 ライバルクラブへの移籍となった岩渕。クラブ公式サイトによると契約期間は今季終了までとし、背番号は「20」と発表されている。発表ののち、岩渕自身も公式インスタグラムを更新。移籍への思いを明かしている。

「もちろんアーセナルとトッテナムの関係値は自分でも理解はしています。自分自身も正直ものすごく悩み苦しみました。その中でのこの移籍という事で、いろいろ思われる事はあると思いますが、求められたチームで精一杯プレーする事に変わりはないです(一部抜粋)」

 そのほかにも、「キャリアの終盤に差し掛かっている今、自分の夢や目標に向かって最善の決断をさせてもらい、そのせいで裏切ってしまった人もいるかもしれません」と29歳の自身の状況と、ライバル移籍への苦渋の決断を振り返った。

 この投稿には、元なでしこ戦士たちも反応。2011年FIFA女子ワールドカップ優勝メンバーのFW川澄奈穂美(ゴッサムFC)が「まだキャリア序盤だよ いつも応援してる」とコメントを添えると同じく優勝メンバーのDF鮫島彩(大宮アルディージャVENTUS)もそれに同調し「本当それ まだまだ序盤 私もずーっと応援してるぞー」とエールを送っている。

 先輩からの声援をもらった岩渕。新たに挑戦する地で「今シーズンはスパーズのために、そしてその先の未来のために、全力で日々努力していきたいと思っています」と決意も語ったなかで、どんなプレーを見せてくれるだろうか。

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