ビルバオ、久保建英誘発のレッドカードに異議申し立ても競技委員会は却下 「出場停止処分は適切だ」
ビルバオDFイェライはレアル戦出場停止で変わらず
スペイン1部アスレティック・ビルバオは、現地時間1月14日に行なわれたラ・リーガ第17節レアル・ソシエダ戦で1-3と敗れたなか、ソシエダの日本代表MF久保建英が誘発したレッドカードへの判定に対して異議を唱えたが、競技委員会から却下されたという。スペインメディア「Noticias de Gipuzkoa」が伝えた。
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試合は前半25分、ホームのソシエダがFWアレクサンドル・セルロートのゴールで先制点を挙げる。さらに、同37分には相手GKのパスを元スペイン代表MFダビド・シルバが激しい守備でカットし、そのまま前線やや左に走り込んだ久保に付けると、久保がワンタッチでDFダニエル・ビビアンの股を抜きペナルティーエリアに侵入し、そのまま左足を振り抜きネットを揺らした。
その後、後半15分には久保が前線に抜け出しペナルティーエリア内で相手と接触。うしろからチャレンジしたDFイェライ・アルバレスにはレッドカードが提示され、ソシエダにはPKが与えられた。このPKをFWミケル・オヤルサバルがきっちり決めて3-1とし、ソシエダが“バスクダービー”を制している。
ビルバオはDFイェライのレッドカード判定について、「明確な得点機会ではなかった」と主張し、競技委員会に異議申し立てをしていた。一発退場が取り消しとなれば、1月22日に行われるラ・リーガ第18節レアル・マドリード戦に出場できるようになるなか、判定は覆らなかったようだ。
記事では、「競技委員会は、イェライの久保へのPK献上に“審判のミス”はなかったと考えている」と見出しを打ち、「競技委員会はビルバオの控訴を却下し、イェライのレッドカードは取り消さなかった。よって、彼はレアル・マドリードとの対戦はできない」と伝えている。また、カルメン・ペレス・ゴンザレス競技委員会会長による「異議申し立ての却下、また出場停止処分は適切だ」というコメントも紹介していた。