後半15分、前線に抜け出した久保をビルバオDFイェライが倒して一発退場

　スペイン1部アスレティック・ビルバオは、現地時間1月14日に行なわれたラ・リーガ第17節レアル・ソシエダ戦で1-3と敗戦。ソシエダの日本代表MF久保建英が誘発したレッドカードへの判定に対して異議を唱えたという。バスク地方の公共放送「EITB」が伝えた。

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　試合は前半25分、ホームのソシエダがFWアレクサンドル・セルロートのゴールで先制点を挙げる。さらに、同37分には相手GKのパスを元スペイン代表MFダビド・シルバが激しい守備でカットし、そのまま前線やや左に走り込んだ久保に付けると、久保がワンタッチでDFダニエル・ビビアンの股を抜きペナルティーエリアに侵入し、そのまま左足を振り抜きネットを揺らした。

　久保は現地時間2022年10月2日（ラ・リーガ第7節ジローナ戦／5-3）以来の得点で、今シーズン公式戦3ゴール目を記録。ダービーでの得点に喜びを爆発させ、ユニフォームを脱いでサポーターの元へ向かった。

　その後、後半15分には久保が前線に抜け出しペナルティーエリア内で相手と接触。うしろからチャレンジしたDFイェライ・アルバレスにはレッドカードが提示され、ソシエダにはPKが与えられた。このPKをFWミケル・オヤルサバルがきっちり決めて3-1とし、ソシエダが“バスクダービー”を制している。

「EITB」によれば、ビルバオはDFイェライのレッドカード判定について、競技委員会に異議申し立てをしたという。

「審判のギジェルモ・クアドラ・フェルナンデス主審は、ソシエダのタケ・クボをボックス内で倒したとして、おそらく今シーズン、ビルバオで最も優れた選手であるイェライにレッドカードを提示した。ビルバオは、日曜日（1月22日）にレアル・マドリードとの試合に出場できるように、1試合の出場停止を無効にしたいと考えている」

　ビルバオの申し立てはどのような結果となるだろうか。