セビージャ清武にわずか半年での”独Uターン移籍”が浮上  今季低迷する2クラブが獲得に興味か

今冬の移籍市場に向け、シャルケとヴォルフスブルクが動くとスペイン紙報じる

 セビージャの日本代表MF清武弘嗣に、わずか半年間でブンデスリーガへ帰還する可能性が浮上している。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 同紙によると、ホルヘ・サンパオリ監督の技術的な選択により出番を失っている状態にある清武が、今冬の移籍市場においてすでに実績のあるドイツのクラブから注目される存在になっているという。そこにはセビージャに移籍する前のラストシーズンにハノーファーで見せた活躍が、ドイツで強く印象づけられているからだとしている。

 清武の獲得に興味を示しているクラブは、長期離脱中の元日本代表DF内田篤人が所属するシャルケと、かつて日本代表MF長谷部誠(フランクフルト)も所属した強豪ヴォルフスブルクの2チームだという。いずれも冬の移籍市場で、アタッカーの補強候補として検討していると報じられている。

 ともに近年、UEFAチャンピオンズリーグに出場した実績を持つクラブだが、今季は6試合を終了した時点でシャルケは勝ち点3、ヴォルフスブルクは勝ち点6と低迷している。清武はそんな両チームにとって、攻撃陣の起爆剤と期待されているのかもしれない。

 元日本代表MF中村俊輔など多くの日本人選手が壁に当たってきたスペインリーグに、今季挑戦することを決めた清武だが、直近の出場が9月17日のエイバル戦(1-1)にフル出場したところまでさかのぼらなければいけないほど、公式戦への出場から離れている。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も欧州組が試合に出場できていない現状を嘆くなか、清武はドイツへの帰還を決断するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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