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W杯最優秀ヤングプレーヤー、ゴールパフォーマンスでベンフィカ残留を宣言? 指揮官も残留願う
カップ戦で得点の際に胸のエンブレムを叩き、自身を指さしてからピッチを指す仕草
カタール・ワールドカップ(W杯)の大会最優秀ヤングプレーヤーを受賞した21歳のアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスは、所属するポルトガル1部ベンフィカからイングランド1部チェルシーへの移籍を希望していると報じられていた。しかし、交渉が長引くなかで残留を決意したのかもしれない。ゴールを決めた際のゴールパフォーマンスが話題となっている。
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昨夏にアルゼンチン1部リーベルプレートからベンフィカに加入したフェルナンデスは、ここまでリーグ戦14試合に出場して1得点3アシストを記録している。現地時間1月10日に行われたカップ戦のヴァルジンSC戦(2-1)で、後半33分にポルトガル人MFシキーニョの落としを受けると、右足のワンタッチシュートをゴール左上隅に決めてリードを2点に広げた。
ゴールを決めたフェルナンデスは、チームメイトたちとゴールを喜んだ際、ピッチに倒れ込んだ。起き上がった際、フェルナンデスはアウェーのスタジアムに駆け付けたサポーターに向かって胸のエンブレムを叩き、自身を指さしてからピッチを指さした。このパフォーマンスが、チームに残留することを意味しているのではないかと話題になっている。
フェルナンデスは、アルゼンチン代表の一員としてカタールW杯を制した後、許可を得ずにチームへの合流が遅れたことで罰金を科された。移籍を強行するためのパフォーマンスともとられていたが、チェルシーとベンフィカの交渉は難航しているようだ。
試合後、ベンフィカのロジャー・シュミット監督は、「私は彼の態度や人間性に対して疑いを持ったことはない。彼は素晴らしい人間だ。彼はベンフィカにいて、ベンフィカのためにプレーすることを愛している」と言い、残りのシーズンも残留すると思うかと問われると「そう願っている」と続けた。
ベンフィカは、フェルナンデスに設定している1億2000万ユーロ(約170億円)の違約金の満額が支払われない限り、放出を許可しないと伝えられている。フェルナンデスは、このままベンフィカにシーズン最後まで残ることとなるのだろうか。