古巣ユベントスへの復帰には特に関心を持っている模様

　元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏はディディエ・デシャン監督の後任としてフランス代表監督就任の噂が浮上しているが、デシャン監督が続投の場合はクラブチームの指揮に復帰する可能性があるとフランス紙「レキップ」が報じている。

　フランス代表はカタールW杯で2大会連続決勝に進出したが、決勝ではペナルティーキック（PK）戦の末にアルゼンチン代表に敗れ、史上3カ国目の連覇は果たせなかった。2012年からチームを率いるデシャン監督の去就については来年1月にフランスサッカー連盟との会談で決定する見込みだが、連盟はデシャンの実績や手腕を高く評価しており、続投の可能性もある。

　前レアル・マドリード指揮官のジダン氏は次期フランス代表監の呼び声が高いが、デシャン監督続投が決まった場合は近くクラブチームの指揮に復帰する可能性があるようだ。将来的に母国の監督になりたいという思いは持っているものの、現時点ではデシャン監督の退任を待つことはないという。

　クラブチームに復帰する場合、イングランドのプレミアリーグではなく、現役時代にもプレーしていたイタリア1部のセリエAやスペイン1部のラ・リーガでの指揮を望んでいると伝えられている。現時点では実現の可能性は低いが、古巣ユベントスへの復帰には特に関心を持っているようだ。

　その一方で、クリストフ・ガルティエ監督を招聘する以前にパリ・サンジェルマン（PSG）の監督就任の噂も浮上していたが、ジダン監督は母国の強豪クラブでの指揮には興味を示していなかった。レアルをUEFAチャンピオンズリーグ（CL）3連覇に導いた男が次に指揮を執るのは一体どのチームになるのだろうか。