ソシエダ、J2徳島と育成業務提携の背景 クラブの“狙い”を現地紙が考察「久保獲得でより鮮明になった」
徳島のラバイン新監督はソシエダのアナリストとして活躍
J2徳島ヴォルティスは12月19日、日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダと育成業務提携の締結を発表した。これに伴い、スペイン現地紙は両チームの関係性に脚光を当てている。
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2つのクラブ間での業務提携は、以下の3つの目的を置き、2022年12月19日から25年12月19日の3年間という期間が設けられている。
(1)若手選手の育成プログラムの強化
(トップチーム・アカデミー選手の現地への個人留学・アカデミーのチーム遠征等)
(2)指導者の能力向上
(留学、視察、定期ミーティングを通して、育成哲学やノウハウ、コーチングのスキル等の共有)
(3)事業全般におけるクラブ間の国際交流および経営、運営面の情報交換
スペイン紙「マルカ」では、この契約を報じつつ、「このクラブ(徳島)がレアル・ソシエダと接触するのは今回が初めてではない」と2クラブの関係性について迫っており、「現在、徳島監督はベニャート・ラバイン氏で、今年12月にレアル・ソシエダのアナリスト(分析担当コーチ)を辞めて日本チームの監督に就任した」と日本に渡った新監督の存在を挙げた。
また、今年1月にソシエダは日本企業の「株式会社ワカタケ」ともパートナーシップを締結しており、「日本法人との契約も今回が初めてではない」と記事では指摘。同年に完全移籍でクラブにやって来た久保の存在にも触れ、「ラ・レアルは、日本を国際展開の重要な国と位置づけており、この夏、同国のアイドルである久保建英を獲得したことでその事実がより鮮明になった」と関係性を深めようとしているクラブの動きを伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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