イブラヒモビッチ、ポルトガル代表FWロナウドの敗退に言及 「誰もがW杯で勝てるわけではない」

イブラヒモビッチがカタールW杯に言及【写真:ロイター】
イブラヒモビッチがカタールW杯に言及【写真:ロイター】

ミランがドバイでトレーニングキャンプ中

 イタリア1部ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、ベスト4まで出揃ったカタール・ワールドカップ(W杯)をどのように見つめているのか。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、そしてアフリカ勢初のベスト4に進出したモロッコ代表の躍進について語った。UAE紙「ザ・ナショナル」が報じた。

 現在、ACミランはドバイでトレーニングキャンプを行っており、膝の負傷から年明けの復帰に向けてリハビリ中のイブラヒモビッチもこれに帯同している。スウェーデン代表の出場が叶わなかったカタールW杯だが、イブラヒモビッチはどの国が優勝するのか分かっているという。

「誰が勝つのかはもうすでに決まっている。そして私が誰ことを言っているのかももう分かっているはずだ。私はメッシがトロフィーを掲げると思う。それはもう決まっていることなんだ」

 イブラヒモビッチはアルゼンチン代表、そしてそのチームのキャプテンを務めるFWリオネル・メッシが頂点に立つことを確信しているようだ。一方、メッシとは常に比較対象となってきたFWクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル代表はベスト8で敗退。ロナウドが涙を流しながらロッカールームへ引き上げる映像は全世界に中継された。

 イブラヒモビッチはロナウドについてかける言葉はあるかと問われると、次のように話している。

「私が何を言うかは重要ではないと思う。私が言いたいのは誰もがW杯で勝ちたいと思うが、誰もがW杯で勝てるわけではないということだ。すべての選手がトライする。そして勝てなければ感情的になる。もし勝てたなら、また別の意味で感情的になるんだ」

 そのポルトガルを破り、アフリカ勢として初めて準決勝に駒を進めたのがモロッコ代表だ。ここまで5試合でわずか1失点と堅い守備をベースにベルギー代表やスペイン代表にも勝利してきた同国についてイブラヒモビッチは「サプライズではない。なぜならW杯の前から彼らが素晴らしいことは知っていた。それにW杯ではどんなことでも起こりうる」と躍進は必然だったと主張した。

 準決勝ではアルゼンチンと前回大会準優勝のクロアチア代表、そしてモロッコと前回王者フランスが激突する。イブラヒモビッチの予言通り、アルゼンチンが1986年メキシコW杯以来3度目の戴冠を成し遂げることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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