イングランド代表に激震! アラダイス監督が就任67日で契約解除 サウスゲイト氏が暫定的に4試合を指揮へ

FAが発表 スキャンダル発覚の“ビッグ・サム”がわずか1試合の指揮で失脚

 イングランドサッカー協会(FA)は、英メディアによるおとり取材でスキャンダルが発覚していたサム・アラダイス監督が、双方合意の下で契約解除に至ったと正式に発表した。“ビッグ・サム”の愛称で知られる61歳の老将は就任からわずか67日、たった1試合の指揮で代表監督の座を下りることになった。予定されている今後4試合は、U-21イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督が暫定的に指揮を執ることになった。

 イングランドに激震が走った。アラダイス監督は英紙「テレグラフ」が行ったおとり取材にひっかかり、FIFAなどの禁止している「第三者による選手の保有」という規定を回避する指南役として40万ポンド(約5400万円)の契約を結んだことが発覚していた。

 すぐさま調査に動いたFAは「アラダイスの行為はイングランド代表監督としてふさわしくない」と結論づけて、双方合意の上で契約解除とすることが発表された。

 今年7月、欧州選手権でベスト16敗退後に辞任したロイ・ホジソン前監督の後任として抜擢されたアラダイス監督だったが、わずか67日間という短い在任期間で監督の座を退任。今月4日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選のスロバキア戦(1-0)が最初で最後のゲームとなった。

 

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