【W杯】なぜ日本戦黒星は起こった? ドイツ人記者が悔やむ“同じ過ち”と解消されない問題点

ドイツメディア「T-Online」のノア・プラシュコ記者【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
ドイツメディア「T-Online」のノア・プラシュコ記者【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

ドイツ国内での日本戦視聴者数は1000万人を切る異常事態

 前回のロシアW杯でグループリーグ敗退となったドイツ。プラシュコ記者は、今大会も同じことになると予想している。

「次のスペイン戦、ドイツがどうなるかは分からない。それでも、コスタリカと対戦する日本には、大きなチャンスがある。そして、その試合に勝てば、日本はグループ通過が目前になる。スペインが勝ち点を取ることを祈るだろうね。そうすれば、もうドイツは勝ち上がれなくなるから。もうドイツの今大会は終わったと思っているよ。今のドイツがスペインに勝てるように思えない。もしかしたら1-1とかになるかもしれない。コスタリカと日本が引き分けたら、まだわずかな可能性が残るけれどね。初戦のようなパフォーマンスをスペインが見せれば、日本には勝つだろうからね」

 ドイツでは日本戦の翌日に試合の視聴者数が発表されたが、1000万人を切るという異常事態だったという。

「2002年や2010年の時は、もっと見ていた。午後の試合で人々が仕事をしていたこともあったかもしれないけれどね。それでも、1500万人、1800万人、2000万人がこれまでは見ていた。スペイン戦は、もっと多くの人が見るだろう。日曜日の午後だし、何より、この試合がドイツのカタールW杯最後の試合になるかもしれないからね」

 森保ジャパンが起こした大番狂わせによって、ドイツ国内では2大会連続のグループリーグ敗退を覚悟しながら、グループ首位のスペインとの一戦を見ることになるだろうと語った。

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