“期待外れ”の烙印を押されたのは… スペイン紙が選出「序盤戦の新加入選手ワースト5」 

今夏のEURO優勝に貢献したアタッカーも

 2人目にリストアップされたのは、バレンシアのポルトガル代表FWナニ。今夏に行なわれた欧州選手権(EURO)ではFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)らとともに母国の優勝に貢献したが、フェネルバフチェから移籍金850万ユーロ(約9億5000万円)で加入したバレンシアでは、チームの不調に引きずられるかのように鳴りを潜めている。個人成績の面でも、パス成功率は70%、枠内シュート率は16%と物足りない数字となっている。

 3人目はブンデスリーガからで、まさかの開幕4連敗を喫したシャルケのフランス人MFベンジャミン・スタンブリが選ばれている。中盤に安定感をもたらす存在としてフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)から加入したものの、タックルでボールを奪える確率は半分以下。そして、空中戦での“デュエル”(1対1)勝率はわずか28%と、ボール回収役として十分に機能しているとは言い難い。

 4人目に選出されたのは、PSGに加入したフランス代表FWハテム・ベン・アルファだ。昨季はニースでリーグ戦17ゴールを決めるなど復活気配を漂わせ、“ゼロ円移籍”の目玉選手と言われたが、新天地ではウナイ・エメリ新監督の戦術にフィットせず出場機会が限られ、指揮官が名指しで批判したとの報道もあった。早熟のアタッカーは、早くも今冬の放出候補に挙がっているが、チーム内の序列を覆すことはできるだろうか。

 

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