U-20ブラジル代表DFがバルサ退団に“立てこもり騒動” クラブが弁護士を呼ぶ事態にまで発展

今夏にバスケットボール選手との“異競技間トレード”も噂されたDFドウグラス

 元バルセロナで現在スポルティング・ヒホンに所属するU-20ブラジル代表DFドウグラスは、今夏の移籍市場でバスケットボール選手との“異競技間トレード”まで模索されたが、バルセロナを去る際にはひと騒動を起こしていたようだ。スペイン紙「スポルト」が報じている。

 2014年にサンパウロから加入したドウグラスは右サイドバックが主戦場で、DFダニエウ・アウベス(現ユベントス)の後継者候補と見られていたが、2シーズンで出場したリーグ戦はわずか3試合。ルイス・エンリケ監督から戦力と見なされていなかった。

 そのため、クラブはドウグラスのレンタル先を模索。その際、今季リーガ1部に昇格したアラベスの筆頭株主が所有するバスケットボールクラブの選手をバルサのバスケチームに加入させる代わりに、ドウグラスをアラベスに受け渡すという前代未聞のトレード移籍も噂された。

 結局、候補に挙がったアラベスやレガネスとは金銭面で折り合いがつかず、最終的には8月26日にヒホンへのレンタル移籍に落ち着いた。しかし、強化スタッフ側がドウグラスに移籍決定の旨を伝える際に思わぬ事態が起きたという。

 クラブのオフィスに呼び出されたドウグラスは、アベラルド監督率いるヒホン加入の契約書を目の前にして、サインを拒否し続けた。かつて世代別ブラジル代表にも名を連ねた男は理由を聞こうともせず、バルサの本拠地カンプノウを去らなければならなくなったことに非常に動揺した様子だった。ドウグラスは精神的なショックを受けた状態で、事務所から立ち去らず、サインもしないという“立てこもり”モードに入ったという。

 

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