JFA反町委員長、W杯トレーニングパートナー10人に期待 「日本代表を背負っていく第一候補」

日本サッカー協会の反町康治技術委員長【写真:(C) JFA】
日本サッカー協会の反町康治技術委員長【写真:(C) JFA】

鳥栖DF中野やFC東京MF松木ら10人がスペイン遠征後、合流へ

 日本サッカー協会の反町康治技術委員長が11月2日にオンライン取材に応じ、U-19日本代表のスペイン遠征からカタール・ワールドカップ(W杯)を戦う日本代表にトレーニングパートナーとして合流する選手たちについての期待を語った。

 反町委員長の取材前に、スペイン遠征を行うU-19日本代表のメンバーが発表された。そして、そのなかからDF中野伸哉(サガン鳥栖)、DF松田隼風(水戸ホーリーホック)、DF田中隼人(柏レイソル)、DF高井幸大(川崎フロンターレU-18)、MF松木玖生(FC東京)、MF佐野航大(ファジアーノ岡山)、MF甲田英將(名古屋グランパス)、MF北野颯太(セレッソ大阪)、MF福井太智(鳥栖U-18)、FW熊田直紀(FC東京U-18)の10名は、スペインからカタールへ渡り、森保ジャパンに合流する。

 前回のロシアW杯時には、MF久保建英やMF伊藤洋輝もフル代表のトレーニングパートナーを務めたが、このなかから次のフル代表選手が出てくることを、反町委員長も期待する。

「彼らはヨーロッパで、スロバキア(17日)、スペイン(19日)、フランス(21日)と中1日で試合を行います。その延長で、U-19日本代表の活動を終えた後にドーハに入ってもらい、フル代表と同じ活動をします。ただし、人数が多いこともあり、メインの26名にいろいろなストレスを与えないことを考え、食事の時間をズラしたりすることはやっていこうと思っています」と、流れを説明した。

 そして、2016年のリオ五輪の際にDF冨安健洋がU-23日本代表のトレーニングパートナーに選ばれていたこと、ロシアW杯の久保、伊藤の例を引き合いに出して、10人への期待を口にした。

「彼らは、これから日本代表を背負っていく第一候補とも言える。彼らにW杯を生で体験してもらうと同時に、現在の日本のフル代表チームを少しでも助けることができるメンバーだと思っております。彼らには今後、サムライブルーになっていくことを期待しているところもあるし、現在のサムライブルーの力添えになってもらうことも期待しています。私が選んだのではなく、U-19日本代表の富樫(剛一)監督が推薦する形で選んでくれました」

 10代のうちからW杯を戦うチームと同じ時間を過ごせることは、彼らにとってもかけがえのない経験となるはず。まずは同じU-19年代の相手との試合で良い流れを作って、森保ジャパンを活性化することが期待される。

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