広島ルーキー満田、“紫ヘア”で決戦へ C大阪と大一番「ルヴァン杯を獲るのが恩返し」と決意表明

広島で活躍する満田誠【写真:Getty Images】
広島で活躍する満田誠【写真:Getty Images】

ルヴァン杯決勝の前日練習を終え取材対応、C大阪とのファイナルへ意気込み語る

 J1サンフレッチェ広島のMF満田誠は、10月21日にルヴァン杯の決勝セレッソ大阪戦の前日練習を終えると取材対応を実施。16日の天皇杯決勝での苦い思いから「ルヴァン杯を取るのが恩返し」と気持ちを込めた。

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 満田は天皇杯決勝の延長後半、1-1のスコアで迎えたPKのチャンスにキッカーを務めたが、相手GKにセーブされた。PK戦で自身はシュートを決めたものの、チームはヴァンフォーレ甲府に敗れて優勝を逃した。

 その敗戦を「本当に悔しくて、切り替えにも時間が必要だった。たくさんの人に声を掛けてもらった。サポーターも悔しいだろうし、期待に応えるために切り替えること」と話した。「水曜日に染めた」というチームカラーの紫に染めた髪型で登場したことは決意の表れかという質問に頷き、「ルヴァン杯を獲るのが恩返し」と力を込めた。

 その天皇杯の甲府戦では先制を許したことで、深い守備ブロックを作られて苦労した。それだけでなく、満田自身もボールの受け際に厳しいマークを受けるなど対策をされ始めた。決勝の勝利には「ゴールが必要」と話したうえで「自分がマークされるならほかの選手が空く。そこを上手く使ってチャンスを作っていけるなら自分のレベルも上がる。もっと周りと連動してポジショニングを考えれば、結果につながると思う」と改善点も話した。

 今季は7月にE-1選手権の日本代表に選出されるなど、満田は大卒ルーキーイヤーでは特筆ものの活躍を示してきた。天皇杯での悔しさも糧に、自身プロキャリア初タイトル、そして広島のルヴァン杯初優勝を導くプレーが期待される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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