「素晴らしかった」 アーセナル冨安、“サプライズ”の左SBフル出場で英紙高評価「サラーを黙らせた」

サラーとマッチアップしたアーセナル冨安【写真:ロイター】
サラーとマッチアップしたアーセナル冨安【写真:ロイター】

今季プレミアリーグでは初のスタメン起用

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月9日に行われたプレミアリーグ第10節の本拠地リバプール戦に左サイドバック(SB)として先発フル出場。マッチアップしたエジプト代表FWモハメド・サラーを封殺する的確な守備で勝利に貢献した。英国メディアは「サラーを黙らせた」とその活躍を称賛している。

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 今季プレミアリーグでは先発出場の機会が一度もなかった冨安だが、リバプールとの大一番で初スタメン。それも定位置の右SBではなく、左SBでの起用となった。

 試合は激しい点の奪い合いとなった。開始1分でアーセナルがカウンターからFWガブリエウ・マルティネッリのゴールで先制したが、同34分にリバプールもFWダルウィン・ヌニェスが決めて同点。前半アディショナルタイムにFWブカヨ・サカのゴールでアーセナルが再度リードを奪うも、リバプールは後半8分には途中出場のFWロベルト・フィルミーノがネットを揺らした。

 試合を決める次の1点を決めたのは再びサカだった。後半31分、ペナルティーエリア内でFWガブリエウ・ジェズスが倒されて得たPKをゴール左へ冷静に沈めた。アーセナルは昨シーズン、ホーム・アウェーともに敗れていたリバプールに勝利を収め、リーグ首位の座を維持した。

 そのなかで冨安は左SBとしてフル出場。対面のサラーに自由を与えない守備で存在感を示した。冨安の前に沈黙したサラーは後半24分にMFファビーニョとの交代でピッチをあとにした。

 英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」紙は冨安にチーム3位タイとなる「8点」の高評価を付け、期待に応えたその活躍ぶりを称えた。

「左SBでの先発はサプライズだったが、本当に素晴らしかった。モハメド・サラーを黙らせると、エジプト代表は20分を残して交代した」

 チームトップタイ評価は2得点のサカと、1得点1アシストのマルティネッリの「9点」。冨安とホワイト、ジェズスの3人が「8点」で続いた。

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