元英代表GKが“凡ミス失点”の現英代表GKハートを擁護 「一晩でその価値はなくならない」

トリノデビューとなったアタランタ戦で失態も、シーマン氏はハートの実力を疑わず

 元イングランド代表で歴代最高GKとの呼び声も高いデビッド・シーマン氏が、イタリアのトリノへ期限付き移籍したイングランド代表GKジョー・ハートがデビュー戦で犯したミスを擁護している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ハートはマンチェスター・シティの正GKとしてプレーしてきたが、今季就任したペップ・グアルディオラ監督がバルセロナからチリ代表GKクラウディオ・ブラーボを獲得し、定位置を奪われていた。結局、イタリアの中堅クラブであるトリノへ1年間の期限付き移籍をしたという経緯がある。

 しかし、トリノでのデビュー戦となった11日のアタランタ戦で、ハートは1-0とリードした後半11分に凡ミスを犯してしまった。アタランタの左CKはファーサイドを狙ったものになったが、ハートはボールの落下地点を読み違えてニアサイド方向にステップ。慌ててファーサイド方向に下がったうえ、無理なキャッチングを試みて、ボールを近くに落としてしまった。そのこぼれ球をアタランタのDFアンドレア・マシエッロに蹴り込まれて失点。ハートが1プレーの中に複数のミスを重ねる失態を犯して、トリノはあっさりとリードを手放してしまった。

 イタリアはGK大国とも言われ、守備のミスには厳しい評価がされる傾向にあるが、当然このハートのプレーも大きな批判を浴びた。しかし、シーマン氏は「トリノは彼を獲得してよかったと思うはずだ」と、その実力を信じて疑わない。

 

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