ドイツの英雄はもはや「負債」 マンUがシュバイニーに対する戦力外の扱いを株主に表明

16シーズン決算報告書には、シュバイニー獲得関連費用として9億円の記載

 マンチェスター・ユナイテッドの元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーはジョゼ・モウリーニョ監督から戦力外通告を受け、トップチームとの練習も許可されない冷遇を受けている。クラブも株主に対して、ドイツの英雄は「負債」と説明しているようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 ユナイテッドが公表した2016年シーズンの決算報告書には670万ポンド(9億円)の数字が記載されている。これは昨季バイエルンから加入したシュバインシュタイガーの獲得関連費用だという。

 クラブはこの数字について「ファーストチームの選手とはもはや見なせない選手を保有する損益に登録上の減損」と分類し、株主に対してシュバインシュタイガーはクラブの資産ではなく、もはや負債としている。

 昨季ルイス・ファン・ハール前監督がドイツ王者から引き抜いたシュバイニーは、モウリーニョ監督からのパワハラ紛いの冷遇に負けず、この移籍市場でもポルトガル名門スポルティング・リスボンからのオファーを固辞。「チームが僕を必要とするなら、準備はできている」と必死にアピールを続けているが、クラブはドイツサッカー界の英雄に対する厳しい態度を株主にも表明している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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