チェルシー解任で「打ちひしがれている」 トゥヘル前監督がSNSで声明発表「私の時間が終わった」

チェルシーを解任されたトーマス・トゥヘル監督【写真:ロイター】
チェルシーを解任されたトーマス・トゥヘル監督【写真:ロイター】

チームのスタッフ、選手、そしてファンへの感謝のコメントを並べる

 イングランド1部チェルシーは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節ディナモ・ザグレブ戦に0-1で敗れると、トーマス・トゥヘル監督を解任し、イングランド1部ブライトンを指揮していたグラハム・ポッター氏を新監督に迎えた。これまで沈黙を保ってきたトゥヘル監督は、9月11日にツイッターを通じてコメントを発表している。

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 2021年1月にフランク・ランパード監督のあとを継いで、チェルシーで指揮を執ることとなったトゥヘル監督は、2020-21シーズンにクラブを2度目のCL優勝に導くと、FIFAクラブワールドカップでも初のタイトルをもたらした。2021-22シーズンは、CLベスト8進出、プレミアリーグで3位、2つの国内カップ戦でも準優勝という結果を残している。

 ツイッターを通じてトゥヘル監督は、「今回の声明は、書くのがこれまでで最も難しいものであり、この先何年にもわたって、書かずに済むことを願っていたものだった。チェルシーでの私の時間が終わったことに、打ちひしがれている」と、最初の投稿をアップし、さらに2つの投稿で、以下のように続けた。

「このクラブは、プロとしても、1人の人間としても、私が自分の家のように思うことができたクラブだった。すべてのスタッフ、選手、そしてサポーターたちに、スタートの時点からとても歓迎してもらえた気持ちでいられたことを感謝したい。CLとクラブW杯で優勝することに貢献したという誇りと喜びは、私とともに永遠に残る。このクラブの歴史の一部となることができたことを光栄に思うし、この19か月の記憶は、私の心の特別な場所に今後もあり続ける」

 トゥヘル監督の解任については、今シーズン序盤の成績だけではなく、今夏の移籍市場でオーナーの意思に反してポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)の獲得を拒んだことや、補強などの面でより多くの役割を担うことを望まずに監督業に専念したい意向も、大きく影響したとされている。

 フランス1部パリ・サンジェルマン、チェルシーで成績を残しながらも、2クラブ続けて志半ばで去ることとなったトゥヘル監督だが、次はどこで指揮を執ることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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