久保建英の活躍があぶり出したマンUの“弱点” 英紙指摘「早くアップグレードしなければ」

リンデロフとマッチアップした久保建英【写真:Getty Images】
リンデロフとマッチアップした久保建英【写真:Getty Images】

ELソシエダ戦で0-1と敗れたマンU、久保のプレーで浮かび上がった課題

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間9月8日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節のマンチェスター・ユナイテッド先に先発出場。キレのあるパフォーマンスで躍動し、1-0勝利に貢献した。英メディアはそんな久保の活躍が“赤い悪魔”の弱点をあぶり出したと報じている。

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 2トップの一角としてスタメン出場した久保は後半から左サイドにポジションを移すと、積極的な仕掛けから再三チャンスを作り出していく。後半11分には右サイドバック(SB)のDFビクトル・リンデロフをかわしてクロスから味方のシュートを導くと、それで得たコーナーキック(CK)からMFダビド・シルバへのラストパスで決定機を演出。そのプレーでチームはPKを獲得し、先制に成功した。

 得点に直接絡むことこそできなかったものの、久保はその後もゴール強襲のシュートを放つなど存在感を示した。スペインメディアではチームトップ評価が付けられるなど、この日のパフォーマンスは称賛を浴びた。

 そんな久保の活躍はユナイテッドの弱点をあぶり出す結果にもなっていたようだ。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」は「レアル・ソシエダはマンチェスター・ユナイテッドが1月の移籍市場で最も必要としていることを明らかにした」と題した記事を、次のように伝えている。

「ハーフタイムに(ディオゴ・)ダロトが下がり、(リサンドロ・)マルティネスが入ってユナイテッドの4バックの編成が変わった。ビクトル・リンデロフが右SBに入り、危険な久保建英に対応することになった。彼(久保)は非常に脅威的な選手であることを証明していた。リンデロフはこの日本代表に苦戦を強いられ、できるだけ早く右SBのオプションをアップグレードしなければならないことが強調された」

 現在のユナイテッドの右SBはポルトガル代表DFディオゴ・ダロトがファーストチョイスで、バックアップにイングランド代表DFアーロン・ワン=ビサカも控えている。しかし、センターバックのリンデロフが起用されていたことからも分かるようにワン=ビサカはエリック・テン・ハフ監督の信頼を得られておらず、かねてから補強ポイントと言われていた。このソシエダ戦で改めて課題が浮き彫りになってしまったようだ。

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