「タケの覚醒の年になる」 マジョルカ番記者が見た“ソシエダ久保建英”、新天地での好パフォーマンスをどう捉えたか?

レアル・ソシエダで活躍するMF久保建英【写真:Getty Images】
レアル・ソシエダで活躍するMF久保建英【写真:Getty Images】

【スペイン発コラム】現地紙「マルカ」のマジョルカ担当記者を直撃、ソシエダ久保の印象に言及

 日本代表MF久保建英は今夏、スペイン1部レアル・ソシエダへ移籍して新シーズンを迎えた。昨季まで所属していた同1部マジョルカの地元記者はここまでのパフォーマンスをどう見ているのか。現地紙「マルカ」のマジョルカ担当フアンミ・サンチェス記者は「今年がタケの覚醒の年になる」と見解を明かしている。

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 サンチェス記者は、ソシエダ移籍後も久保の動向を引き続き追っているという。リーグ開幕から4試合を消化した時点での久保のパフォ―マンスについて、「より選手として出来上がっていて、経験を積んでいる。ここまで複数のレンタル移籍を続けてきて必ずしも期待された活躍をするには至っていないが、これまでの経験を経てステップアップの素地が出来上がったのではないか」と述べた。

 一番の違いとなっているのがFWでの起用だが、守備の負担が軽減されていることが選手に少なからず好影響を与えていると捉えている。

「彼は今、より自由で快適にプレーできるようになっている。マジョルカでは右サイドが主戦場で守備でも献身的に動かざるを得ず、それが持ち味の攻撃の時に弊害になる場面もあった。実際に彼は地元紙とのインタビューでゴールに関与する意思表示をしているし、彼の持つレベルの高さを証明する環境が整ったと言える」

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島田 徹

1971年、山口市出身。地元紙記者を経て2001年渡西。04年からスペイン・マジョルカ在住。スポーツ紙通信員のほか、写真記者としてスペインリーグやスポーツ紙「マルカ」に写真提供、ウェブサイトの翻訳など、スペインサッカーに関わる仕事を行っている。

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