「あのスピードは追い付けない」 闘莉王が「厄介だった」と語る“Jリーグ天敵ストライカー”は?

闘莉王氏がかつて共にプレーをしたエメルソンについて言及【写真:荒川祐史】
闘莉王氏がかつて共にプレーをしたエメルソンについて言及【写真:荒川祐史】

浦和で通算100試合71ゴールを挙げたエメルソンを第2位に選出

 元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が、現役時代に苦手にしていたという天敵ストライカー3人を選出。全盛期の浦和レッズで共闘したこともある“お騒がせストライカー”の凄さを振り返っている。

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 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新企画は、現役時代にマッチアップしたなかで手を焼いたストライカー特集。闘莉王氏は元浦和のチームメイト、ブラジル人ストライカーのエメルソンの名前に挙げている。

「第2位はちょっとしか対戦していない。何を考えているのか分からない。エメルソンですね。サンフレッチェ(広島)の時に対戦しているけれど、人間としてもよく分からない。この人、何考えているのか。試合に入っているのか? 試合に集中しているのか。よく分からなかった」

 エメルソンは2000年にブラジルのサンパウロから、当時岡田武監督が指揮していたコンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)に移籍。J2で34試合31ゴールと大爆発すると、川崎フロンターレを経由して、01年7月に浦和に移籍。ルーキー時代の闘莉王氏は対戦することもあったという。凄まじい爆発力を誇ったエメルソンだが、相手の思考が読めない怖さを闘莉王氏は感じていたと振り返った。

 川崎などで活躍した韋駄天FWジュニーニョを3位に挙げたが、「ジュニーニョは左にしかいかない。エメルソンはどっちもいける。足の振りも速い。あのスピードは追い付けない。本当にキレキレだった時のエメは、ちょっと厄介だった」と語った。

 スピード、突破力、技術と死角なしのエメルソンは、浦和で100試合71ゴールと活躍。2005年シーズン、巨額な年俸提示を受けたカタール1部アル・サッドに電撃移籍した。カタール国籍取得がうまくいなかったことで、その後のキャリアは迷走したが、2012年にFIFAクラブワールドカップ(W杯)でコリンチャンスの優勝に貢献。2018年に現役引退をしている。

「エメ」の愛称で浦和のサポーターから愛された最強ストライカーの凄さを、改めて感じることができる最新回になっている。

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