南野拓実ら3選手放出をクロップ監督が後悔? 英代表OBが“失われた解決策”を指摘「こうなるなら認めなかった」

リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】

元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏、負傷者が続出するリバプールに言及

 イングランド1部リバプールは、今夏の移籍市場で日本代表MF南野拓実(→モナコ)、ベルギー代表FWディボック・オリギ(→ACミラン)、セネガル代表FWサディオ・マネ(→バイエルン・ミュンヘン)を放出した。しかし、中盤に負傷者が続出したことから、移籍市場の最終日にイタリア1部ユベントスからブラジル代表MFアルトゥールを補強するなど緊急事態にある。そうしたなか、元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏は、ユルゲン・クロップ監督が3選手の放出を後悔しているのではないかとコメントした。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

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 今シーズン序盤のリバプールは、6節を終えて2勝3分1敗で7位という成績になっている。エバートン戦を3-3で引き分け、今季3度目の引き分けを喫した後、クロップ監督はチーム内の負傷者の多さを嘆いたが、ロビンソン氏はクラブが夏に放出した3選手が解決策になっていたのではないかと指摘した。

「彼らの負傷者リストは、とても長いものになっている。監督も嘆いていたが、とんでもない数の負傷者が出ている。クロップ監督は、シーズン開幕直後にこれだけの数の負傷者が出ると分かっていたならば、オリギ、ミナミノの放出をためらっただろう。また、彼はあまり気にしていないかもしれないが、マネの放出も大きかったと私は見ている。彼の抜けた穴は大きい。彼はピッチの広いエリアを支配していた。彼はほかの選手たちへの注意を、大きく引き付けていた。対戦相手は、彼をとても警戒していたからね」

 オリギと南野は重要なバックアッパー、マネは対戦相手の警戒心を高めていたとして、それぞれの放出の影響を分析したロビンソン氏は「彼らが新たに獲得した選手たちも、クオリティーが高い。だが、マネのレベルにはない。ディオゴ・ジョタが復帰するまで、彼らのベンチはボロボロだった。こうなるなら、クロップ監督は、オリギとミナミノの放出を認めなかっただろう」として、昨シーズン2人で計42試合に出場していたオリギと南野の穴の影響を口にしている。

 昨シーズンは2つのカップ戦を制し、プレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝という結果を残したリバプールだが、戦力を入れ替えた今シーズンは、どのようなものとなるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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