札幌×鳥栖、“興梠転倒シーン”はなぜDOGSOじゃない? 日本代表OBと元主審が検証「レフェリー、VARともに素晴らしい判断」

朴一圭と興梠慎三の交錯シーンに注目【写真:Getty Images & (C)  2022 CONSADOLE】
朴一圭と興梠慎三の交錯シーンに注目【写真:Getty Images & (C) 2022 CONSADOLE】

スペースに抜け出した札幌FW興梠が鳥栖GK朴一圭に倒されてFKを獲得

 スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、8月20日に行われたJ1リーグ第26節の北海道コンサドーレ札幌対サガン鳥栖(1-2)のワンシーンをピックアップ。SPA(通称スパ/Stopping a Promising Attack/大きなチャンスの阻止)か、DOGSO(通称ドグソ/Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity/決定的な得点機会の阻止)か、その可能性を議論するなか、元日本代表FW水沼貴史氏が「イエローカードが妥当」と語れば、9月3日のJ1鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦で「家本政明LABO」というオンライン同時視聴イベントを開催する元プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏も「SPAですね」と断言している。

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 ピックアップされているのは、立ち上がりの前半7分のプレーだ。MF駒井善成がペナルティーエリア手前へスルーパスを供給すると、FW興梠慎三が抜け出し、ペナルティーエリア内から飛び出した鳥栖GK朴一圭と交錯。ファウルの判定となり、反スポーツ的行為として朴一圭にはイエローカードが提示され、札幌にはペナルティーエリア手前中央でフリーキック(FK)が与えられた。

 番組内では、SPAの判断が正しかったか、DOGSOの可能性を含めて検証。このシーンについて、元日本代表FW水沼氏は「レッドカードではなく、イエローカードで妥当」との見解を示した。

 一方で、元プロフェッショナルレフェリーの家本氏は、「(朴一圭の)キッキングかトリッピングでFKは間違いない。トータルの結論で言うと、完全にイエロー(カード)。SPAですね。ゴール方向に向かっていると言えば向かっているけど、興梠選手は最後にボールを外に蹴る。ゴール方向に向かっているとは言い切れない部分がある。レッドカードと考える可能性はかなり低い。レフェリー、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)ともに素晴らしい判断でした」と現場のジャッジをレフェリー目線で指摘した。

 家本氏は、大好評だった8月7日の川崎フロンターレ対横浜F・マリノス戦に続き、「家本政明ぶっちゃけLABO」という第2回オンライン配信イベントを9月3日の鹿島対浦和戦で開催予定になっている。白熱必至の名門対決でトップレフェリーならでは忖度なしの分析が楽しめるコンテンツになりそうだ。

■オンライン配信イベント
「家本政明ぶっちゃけLABO」

元プロフェッショナルレフェリー家本氏が独自のレフェリー視点でリアルタイム解説!
参加者の意見・質問に家本氏が「忖度ゼロ、NGゼロ」のぶっちゃけ回答!

【オンライン配信イベントの対象試合】
9月3日(土) 18時キックオフ
J1リーグ第28節
鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ

【オンライン配信イベントの開催日時】
9月3日(土) 17時55分からライブ配信

【オンライン配信イベント&参加チケットの詳細】
https://iemotolabo.base.shop/items/65970684

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