浦和ロドリゲス監督、食い気味に「ノー、ノー」 ACL準々決勝へ“一戦必勝”を強調…挙げた勝利のポイントは?

浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

8月22日、ACL準々決勝でタイのBGパトゥムと対戦へ

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、8月21日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、BGパトゥム(タイ)戦の前日会見に出席すると「目の前の試合のことだけを考える」と、一戦必勝を期した。

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 浦和は19日のラウンド16でジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)に5-0で大勝した。ロドリゲス監督は3-0とリードしたハーフタイムに3枚替えを行い、20日に準々決勝のカードが決まった後の取材対応ではパトゥム戦のメンバーについても含みを持たせていた。

 しかし、この日の前日練習を終えて埼玉スタジアムの記者会見場に姿を現すと、25日の準決勝までを見据えた戦いをするのかどうかについて“食い気味”に「ノー、ノー」と否定。そのうえで「目の前の試合のことだけを考える。過信することなく、どのチームも難しい相手であり全体を考えてしまえばミスも起こる。1つ1つ進めながら最大のレベルを出していければ」と話した。

 そのJDT戦ではハーフタイムに交代していたMF伊藤敦樹が会見に出席。6月以降の公式戦ではチーム2位の6得点を挙げるダイナミックな働きが目立つが、パトゥム戦に向けて「アジアの舞台、Jリーグと多少の雰囲気や相手の違いがあるけれども、やること自体はJリーグと変わらない。ここ数カ月間、リーグでもACLでも表現したいことがチームとしても個人としても充実している。このACLという大会でより自分の存在価値を高めたい。チームとしても結果にこだわりたい」と意気込みを語った。

 ロドリゲス監督はタイでの指導経験も持ち、パトゥムを率いる手倉森誠監督とは日本でV・ファーレン長崎やベガルタ仙台を率いる相手として対戦経験がある。それもあり「彼のサッカーのアイデアは分かっている。個人で言えば、私がいた時にいなかった選手は多いが、ムアントンやブリーラムにいて対戦した選手もいる。ほかは私にとって新しい選手であり、チームも個々の選手も分析している」と言及している。

 指揮官は明日のゲームについて「すべてを出し尽くして、彼らに何も許さないパフォーマンスと集中力を出すこと。リラックスすることなくやっていきたい」と、過信や慢心が入り込むスキを与えないことをポイントに挙げた。3回目のアジア制覇を狙う浦和は、8強突破に全力を傾ける構えを見せている。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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