ACL“日韓対決”へ意欲「Kリーグのプライドを守る」 全北現代の指揮官、J1神戸を分析「ストライカーと中盤が強い」

た全北現代のキム・サンシク監督【写真:(C) AFC】
た全北現代のキム・サンシク監督【写真:(C) AFC】

ACL準々決勝で神戸と激突、韓国勢唯一の勝ち上がりにキム監督「最善を尽くす」

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は8月20日に準々決勝の組合わせ抽選会が行われ、韓国勢で唯一の勝ち上がりになった全北現代のキム・サンシク監督は「全北とKリーグのプライドを守る」と語った。

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 18日のラウンド16で大邱FCとの韓国勢対決を延長戦の末に2-1で勝利した全北は、抽選の結果、ヴィッセル神戸との対戦が決まった。神戸は同日に横浜F・マリノスとの日本勢対決を制して勝ち上がった。キム監督は「神戸はJリーグであまり良くないと聞いていた」としたうえで、「マリノスとの試合を見れば、とてもレベルが高い。決勝戦までの道のりより、次の試合を考えることが大切だ」と話す。

 その神戸で警戒すべき選手を問われると「イニエスタだね」と元スペイン代表の名手の名前を出して笑ったが、レベルを示す1つの指標として6月に韓国の仁川ユナイテッドから神戸に移籍した元モンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャの名前を挙げつつ、チームの印象を語った。

「ムゴシャはKリーグで素晴らしい選手だったが、神戸では試合に出られていない。それは神戸のレベルが高く、良い選手がいるからだと思う。神戸のスタイルを分析しているが、1人1人でなく強いチームであると思う。あくまでもチームとして分析しているが、マリノス戦の印象ではストライカーと中盤が強いと感じた」

 東地区は4チームに絞られ、日本勢が神戸と浦和レッズ、それに加えてタイのBGパトゥムが勝ち残っている。韓国勢では全北が最後の砦となっているだけに「全北とKリーグのプライドを守る。そのために懸命にプレーして、勝利を目指して最善を尽くす」と語った。

 2006年と16年にACLを制覇し、現行フォーマットになってからアジアで最多タイの優勝回数を誇る。今大会は韓国勢に早期敗退が続いたが、プライドを懸けて全北が挑んでくる神戸との日韓対決は熱いバトルが繰り広げられそうな気配だ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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