清武「10分の1の試合に負けただけ」 W杯出場0%ジンクスも雰囲気は「そんなに暗くない」

W杯出場0%のデータも「まだ試合はある」

 UAE戦では1-2で迎えた後半33分、FW浅野拓磨(シュツットガルト)のシュートがゴールラインを割ったものの得点が認められない“誤審疑惑”があった。しかし、それを言い訳にしてはいけないと清武は強調する。

「(雰囲気は)そんなに暗くはないですよ。負けた雰囲気というのは日本に置いてきて、こっちでは切り替えてやっています。次の試合も大事ですし、ズルズル引きずって気持ちを持っていけば同じ目に遭うと思いますので。気持ちと頭を切り替えてしっかりやります。まだ“10分の1”の試合を負けただけですし、まだ残り試合はある」

 ホーム&アウェー方式となった1998年フランスW杯アジア最終予選から、初戦を黒星発進したチームはW杯切符を掴めていないという不吉なデータがある。ならば今回の日本が初のケースになればいい――初戦黒星を「10分の1」と割り切ったテクニシャンは、今度こそ自らの活躍で初勝利をもたらす気概に満ちている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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