日本でアウェーの洗礼? 手倉森監督率いるパトゥムBG、ACLラウンド16へ 手倉森節さく裂「キッチーにきっちり仕事をする」

パトゥムBGの指揮を執る手倉森誠監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
パトゥムBGの指揮を執る手倉森誠監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

パトゥムBGで指揮を執る手倉森監督、8月19日に浦和駒場スタジアムで傑志と対戦

 今季からパトゥムBG(タイ)の指揮を執る手倉森誠監督が、8月18日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16、傑志(キッチー/香港)との試合への前日会見に臨み「キッチーにきっちり仕事をする」と、手倉森節をさく裂させた。

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 パトゥムはグループステージをトップで勝ち上がってラウンド16へと進出。日本勢の入らなかったグループだけに大きな話題にはならなかったが、手倉森監督の率いるチームは3勝3分の無敗、6試合でわずか2失点の手堅さを見せた。

 埼玉スタジアムで行われた前日会見で手倉森監督は冒頭、「ACLに来てアウェーの洗礼を朝の渋滞で受けた。記者会見は20分だと聞いたが移動に1時間かかったので中身の濃いものにしたい」と冗談交じりに場を和ませた。

 今季からタイのパトゥムを率いることになった経緯と現状について、指揮官は「パトゥムは連覇を目指した昨季、勝てない時期に少し自信を欠いただけ。王者になった時の慢心と、今勝てないことへの迷いがあると説明された。アジアで活躍できるクラブにしたいという志と、強豪になることでタイのサッカーを発展させたいという思いを聞いたことで、それを選手たちに吹き込んで求めるようになったことで本来の力を発揮し始めていると思う」と明かし、このACLでの野心を語った。

 そのうえで19日のゲームへのポイントを「相手は堅守速攻。守備の力強さとカウンターが持ち味。それをなるべく出させない心がけをしないといけない」と言及し、「キッチーきっちり仕事をする」とトレードマークのダジャレで締めくくった。

 試合は19日、浦和駒場スタジアムで開催される。タイ勢では唯一の勝ち残りとなっているパトゥムは、ベガルタ仙台や2016年リオ五輪日本代表などを歴任した手倉森監督の下でどのようなサッカーを見せてくれるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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