チェルシー、主審の判定“不満爆発”で「担当禁止」署名5万5000件超え 指揮官も問題指摘「理解できない」

チェルシー選手が主審に抗議する様子【写真:ロイター】
チェルシー選手が主審に抗議する様子【写真:ロイター】

ゴール前の競り合いでククレジャが髪の毛を引っ張られたものの主審は見逃す

 激しい攻防の末に2-2のドローで終わったチェルシー対トッテナムの強豪対決。試合終了直前に同点ゴールを許したチェルシーのファンは主審の判定に不満を爆発させているようだ。

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 現地時間8月14日に行われたプレミアリーグ第2節。ともにロンドンを本拠地とするチームによるダービーで先に試合を動かしたのはホームのチェルシーだった。新加入のDFマルク・ククレジャのコーナーキック(CK)から同じく新加入のセネガル代表DFカリドゥ・クリバリが右足のボレーシュートを突き刺し、先制した。

 それに対し、トッテナムは後半23分にデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュアがミドルシュートを叩き込んで追撃。チェルシーは同32分にイングランド代表DFリース・ジェームズの得点で勝ち越しに成功したが、後半アディショナルタイム6分にCKからイングランド代表FWハリー・ケインがヘディングシュートでネットを揺らし、2-2のドロー決着となった。

 しかし、チェルシー側は主審の判定に不満を募らせている。1点目のホイビュアのシュートの場面では、オフサイドポジションにいたFWリシャルリソンがGKの視界を遮っているようにも見えたが、オフサイドは取られず。また、2点目の前にはゴール前での競り合いのなかでDFクリスティアン・ロメロがククレジャの髪の毛を引っ張って倒すラフプレーがあったが、これも主審に見逃されていていた。

 英紙「デイリー・ミラー」によれば、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は試合後、アンソニー・テイラー主審の判定に問題があったとの考えを明かしていたという。

「ファンだけでなく、ドレッシングルーム全体がそう(判定に問題があったと)思っているいると断言できる。先制点がファウルでないことも、CKの最中に選手が髪の毛を引っ張られることも理解できない」

 さらに、チェルシーファンも抗議活動を行っている。オンライン署名サイト「Change.org」ではテイラー主審がチェルシーの公式戦担当禁止を求める署名が立ち上げられ、すでに5万5000件以上の賛同が集まっている(日本時間15日午前時点)。これまでにテイラー主審がチェルシー戦で下した疑惑の判定をリストアップされ、「テイラーはチェルシーに対する明らかな意図を持っており、二度とチェルシーが関わる試合の審判をさせるべきではない」と記された。

 チェルシーが優位に試合を進める時間も長かっただけに、チェルシーサポーターにとっては受け入れられない判定だったようだ。

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