浦和、川崎から約4年ぶりのリーグ戦勝利 ホームで3-1快勝、MF伊藤敦樹が先制弾

浦和がホームで川崎に勝利【写真:Getty Images】
浦和がホームで川崎に勝利【写真:Getty Images】

王者川崎に勝利、6月中断明けから5勝2分と好調維持

 浦和レッズは7月30日のJ1リーグ第23節で川崎フロンターレをホームに迎え撃って3-1の勝利を収めた。リーグ戦で浦和は川崎に対して2018年8月以来、約4年ぶりの勝利になった。

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 浦和はDFアレクサンダー・ショルツがこのゲームを欠場し、今季にFC琉球から加入したDF知念哲也がJ1初スタメンとなった。一方の川崎はチーム内に新型コロナウイルスに陽性反応を示した選手が多数出て、スタメンはレギュラークラスの選手たちが並んだもののベンチ入りは5人となり、そのうち3人がGK登録という特殊な状況になった。

 立ち上がりにホームの浦和は出足よく主導権を奪った。前半4分、右サイドに展開するとMFダヴィド・モーベルグが縦に突破して右足クロス。そこにボランチの位置からMF伊藤敦樹が走り込んでヘディングシュートを決め幸先よく先制した。

 さらに浦和は前半17分、MF関根貴大のパスを受けたFW松尾佑介はバランスを崩して転倒したが、かえってそれによってマークが外れると起き上がって伊藤のパスを受けてフリーになり右足シュート。これがニアサイドを撃ち抜いて2-0とリードが広がった。

 その後は川崎ボールの時間が長くなったが、決定機を作り出すには至らず浦和がリードを維持してハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても川崎ボールの時間が長くなった。そのなかで浦和はカウンターで相手を脅かす場面を作り、後半8分にはロングボールに抜け出してGKチョン・ソンリョンと1対1になりかけた松尾をDF谷口彰悟が倒した。決定的な得点機会の阻止にあたるか微妙な場面だったが、松尾一レフェリーの判断はイエローカードになった。

 その後、浦和は交代5人を駆使しながらチーム内の運動量を確保していったが、川崎は後半28分と33分にFW宮城天とMF山村和也を入れた時点でベンチからフィールドプレーヤーがいなくなった。それでも川崎は後半36分には左サイドバック起用されたMF橘田健人がPKを獲得し、これをMF家長昭博が決めて1点を返した。

 それでも暑さと湿度の厳しい夏のゲームで浦和は後半40分に関根の折り返しをMF岩尾憲が押し込んで追加点を奪い、最後の時間帯に力を見せた浦和が3-1で勝利した。

 これで浦和は6月のインターナショナル・マッチウィークによる中断明けから5勝2分と好調を維持。リーグ戦で川崎に勝利するのはオズワルド・オリヴェイラ監督が指揮した2018年8月1日の試合以来、約4年ぶりとなった。

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