森保ジャパン、W杯へ“アピール成功”のE-1メンバー 9月の欧州遠征に「最も近い位置」にいるのは?

E-1選手権で優勝した日本代表【写真:(C) JFA】
E-1選手権で優勝した日本代表【写真:(C) JFA】

【識者コラム】国内組で戦ったE-1メンバーの戦いぶりを改めて評価

 E-1選手権は、日本の2013年以来、2度目の優勝で幕を閉じた。6-0で圧勝した香港戦から完全なターンオーバーで臨んだ中国戦はスコアレスドローとなり、批判的な声も多く挙がった一方、香港戦のスタメン9人にGK谷晃生(湘南ベルマーレ)、DF佐々木翔(サンフレッチェ広島)を加えたメンバーで、パウロ・ベント監督率いる韓国に3-0で勝利。敵将も「日本は勝利に値した」と素直に敗戦を認める完勝だった。

「ホッとしましたね。プレッシャーは相当かかっていたし、自分自身にもかけていたし、勝って終われてホッとしています」。そう語ったのはキャプテンのDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)だ。“オール国内組”というだけでなく、ワールドカップ(W杯)経験者のFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、DF長友佑都(FC東京)、GK権田修一(清水エスパルス)が外れ、招集メンバーで唯一の“前回W杯組”だったFW武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)も怪我で辞退となった。

 そうした難しい状況で掴み取ったE-1選手権のタイトルだ。表彰式で日本の選手たちが見せた笑顔が素晴らしく、当初は“寄せ集め”とも呼ばれたメンバーが一体感を発揮して、E-1のタイトルを日本にもたらしたことは心から祝福したい。その一方で、この大会は国内組にとってカタールW杯に向けたの貴重なアピールの機会でもあった。

 おそらくここで活躍し、森保一監督に認められた何人かの選手が、9月に欧州で予定されるアメリカ戦とエクアドル戦に臨む遠征メンバーに入り、欧州組を含めたサバイバルに挑んでいく。言い換えると、ここに選ばれなければ、国内組からカタールW杯の最終メンバーに食い込むことは極めて難しくなるだろう。

 E-1選手権の招集メンバーで、常連の谷口とDF山根視来(川崎フロンターレ)を除けば、最も近い位置にいるのはFW相馬勇紀(名古屋グランパス)か。韓国戦でのヘディングでのゴールを含む3得点2アシストの大活躍で、大会MVPに輝いた相馬は「成功体験がすごい大きかった」と手応えを語りながらも「世界のトップレベルとやった時にも通じるくらいのレベルアップが必要で、そこをどれだけやっていくかが最終的にどうなるか」と気を引き締めた。

河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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