アーセナル冨安、昨季「外せない選手」も指揮官は起用に慎重姿勢 開幕当初はバックアッパーか 

アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】

怪我の影響でプレシーズンマッチの欠場が続く冨安、復帰を急がせない方針

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は怪我の影響でプレシーズンマッチの欠場が続いている。ミケル・アルテタ監督はスコットランド代表DFキーラン・ティアニーとともに復帰を急がない方針で開幕に向けた準備を進めているようだ。地元メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。

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 冨安は昨シーズン後半戦にふくらはぎの負傷により長期離脱。シーズン終了後、6月のインターナショナルウィークには日本代表に合流したものの、そこでも別メニューの調整が続き、試合には出場せず。アーセナルでのプレシーズンもまだテストマッチでは1分もプレーしていない。

 アルテタ監督は今週初めに冨安のチームトレーニング復帰が近いことを示唆していたが、プレミアリーグに開幕を8月5日(クリスタル・パレス戦)に控えるなかで、調整の遅れが気がかりな状況だ。左サイドバック(SB)のレギュラー候補でもあるティアニーも怪我を抱え、プレシーズンマッチで30分の出場にとどまるなど、両SBに不安を残している。

 しかし、アルテタ監督は重要な戦力である冨安とティアニーの復帰を急ぐことはしないようだ。当面は右SBではセンターバックからコンバートされているイングランド代表DFベン・ホワイト、左サイドはマンチェスター・シティから新加入したウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコの起用でカバーできる目処が立っており、2人には無理をさせない方針だという。

 今年1月のリーグカップ準決勝のリバプール戦(0-2)では痛みを抱えながら出場した冨安がその後に負傷の再発させたケースもある。それだけに指揮官も復帰に向けてより慎重な姿勢を示しており、開幕戦で冨安とティアニーの2人に出番が回ってくる可能性は低いと見られている。記事ではアーセナルの戦力事情について、次のように分析している。

「昨シーズン、冨安とティアニーがフィットしている時は“外せない”選手と見なされ、この考え方は理解し難いものだっただろう。しかし、プレシーズンの様子を見ている限り、このペアについては復帰を急がず、少なくとも開幕時点では不動のスターターというよりもスカッドプレーヤーとして新しい役割を担うことになるだろう」

 加入1年目から右サイドバックとして強烈なインパクトを残した冨安だが、今はコンディションを取り戻すのが最優先。今季はバックアッパーの立ち位置からスタートとなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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