横浜FM勢が攻撃の中心? 日本代表OBがE-1選手権初戦・香港戦のスタメンを予想「連係面の不安を軽減」

3トップは西村拓真、水沼宏太、宮市亮の横浜FMトリオに期待

 FW武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)が怪我で不参加となり、サガン鳥栖のFW岩崎悠人を代替招集。栗原氏は「『FWはコイツだ!』という選手がいなくなった」と懸念するなかで、得点ランキングで4位タイ(8ゴール)の西村をセンターフォワードと予想する。また、限られた調整期間で連係面の不安を少しでも軽減すべく、同じ横浜F・マリノスの選手を起用するだろうと話す。

「サイドを誰で使うか。右にベテランの水沼宏太、左は相馬勇紀(名古屋グランパス)か宮市亮。連係面も踏まえて、西村を含めたF・マリノス勢3人をセットで使う気がします。中盤に町野を置いたのも、(プロキャリアをスタートさせた)F・マリノスのやり方を知っているという意味合いもあります」

 栗原氏は、「今、何ができるかアピールの場でいい」と、国内組の奮起に期待する。

「谷口と橋本が守備の要。攻撃は両ワイドで突破していくこれまでの流れは踏襲されるでしょう。水沼は伊東純也(ヘンク)とはタイプが違いますけど、ボールを持てれば自ずと高い位置を取れると思うので、ワンツーから何回クロスを上げられるか。縦に速い攻撃もF・マリノスで慣れていて、賢いので順応できると思います。攻撃陣をリーダー格として引っ張ってほしいです」

 まずは、E-1選手権初戦で白星を飾り、弾みをつけたいところだ。

page1 page2 page3

栗原勇蔵

くりはら・ゆうぞう/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング