バルサ、デ・ヨングを“強制”放出か 「離れることは考えられない」と残留熱望も…強硬策の可能性を現地指摘

バルセロナでプレーするMFデ・ヨング【写真:Getty Images】
バルセロナでプレーするMFデ・ヨング【写真:Getty Images】

クラブ側は売却資金が目当て、移籍拒否の場合はトップチームから締め出しも?

 スペイン1部バルセロナに所属するオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングは、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドへの移籍について、クラブ間で合意に達したと報じられている。しかし、デ・ヨング自身はバルサ残留を望んでいるとされるが、移籍を拒んだ場合、クラブはトップチームから締め出す強硬策をとるのではないかとスペイン紙「スポルト」が報じている。

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 昨シーズンまでオランダ1部アヤックスを率いていたエリック・テン・ハフ監督は、かつてオランダでともに戦ったデ・ヨングの獲得を熱望しているという。だが、子供の頃からバルセロナに憧れていたデ・ヨングは、チームメイトたちに残留したい意向を語ったという。

「スポルト」紙によれば、同僚たちに去就を問われたデ・ヨングは「僕が離れることは考えられない。どうして僕がバルサを離れて、どこかへ行くなんて思うんだ?」と、自身はバルサに満足しており、イングランドへ渡る意思がないことを明かしたという。バルセロナ近郊に家を買ったばかりでもあり、デ・ヨングはバルセロナに留まるつもりだったという。

 しかし、デ・ヨングには選択肢はないようだ。記事によると、デ・ヨングに与えられた選択肢は、「イエスか、イエス」と報じており、バルセロナがプレシーズンとして予定しているアメリカツアーへの帯同を許さない考えがあるという。

 デ・ヨングのユナイテッド移籍によってバルサには、8000万ユーロ(約112億円)の移籍金が入る見込み。この資金をデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン、コートジボワール代表MFフランク・ケシエの加入と、スペイン代表MFセルジ・ロベルトの契約延長に充てる考えだという。

 経営面で苦しんでいるバルサだが、イングランド1部リーズ・ユナイテッドからブラジル代表FWラフィーニャ獲得へ基本合意したとされ、デ・ヨングのほかにも、オランダ代表FWメンフィス・デ・パイらも放出しないといけない状況にあるという。

 アメリカツアーでは、米1部のインテル・マイアミ、ニューヨーク・レッドブルズ、スペイン1部レアル・マドリードと対戦する予定のバルセロナだが、プレシーズンの準備を前に、チームの戦力を明確にできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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