売却容認の経営陣と徹底抗戦の指揮官… バルサが獲得に動く22歳FWを巡りバレンシア内部で対立

「我々は売ってほしくないんだ」

「我々はアルカセルを売ってほしくないんだ。会長が『彼は非売品だよ』と言ってくれることを信じているよ」と、リーガ第1節ラス・パルマス戦後に語っている。その試合で指揮官はアルカセルを先発フル出場させており、采配からも不可欠な存在であることをアピールしているだけに、現場サイドは徹底抗戦の構えとなっている。

 1990年代からリーガ上位争いの常連だったバレンシアだが、昨季は2度の監督交代などで奮わず12位に沈んだ。昨季途中から指揮を執って残留を果たしたアジェスタラン監督としては、チーム再建に取り組むべきタイミングでのエース放出話がにわかに信じられないのは間違いない。

 バレンシアは資金繰りに苦しみ、MFダビド・シルバやフアン・マタ、FWダビド・ビジャら名手を次々と放出した悲しい過去がある。現場サイドの懇願もむなしく、チームの頼みの綱であるエースは資金力に優れるバルサの「MSN」のバックアッパーに収まってしまうのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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