五輪銅メダルのナイジェリア“弟分”が失意 年齢詐称疑惑に揺れたU-17代表がアフリカ予選で散る

2017年U-17W杯出場を目指すも伏兵ニジェールに敗れる

 リオデジャネイロ五輪男子サッカーで銅メダルを獲得したナイジェリアだが、東京五輪世代は思わぬ失意を味わったようだ。多くの選手に年齢詐称疑惑の出たU-17代表が、2017年U-17ワールドカップ(W杯)の出場権がかかるU-17アフリカネーションズカップ出場権を逃したと、南アフリカのサッカー情報サイト「africanfootball.com」が報じている。

 ナイジェリアU-17代表は同大会の予選、ニジェールとの試合にホーム&アウェーで臨んだ。アブジャで行われたホームでの第1戦こそ1-0で先勝したものの、2週間後に行われた敵地でのアウェー第2戦では1-3とまさかの敗戦。2戦合計スコアで2-3と敗戦し、U-17アフリカネーションズカップへの出場権を失った。

 同大会は来年マダガスカルで行われる予定で、上位4カ国がU-17W杯への出場権を得る。しかし前回15年の同大会覇者ナイジェリアは、早くも連覇への挑戦権を失う形となった。

 ニジェール戦に臨むトレーニング期間から、チームにはケチがついていた。チームが必須で受けるMRIスクリーニング検査で問題が発覚。この検査を受けることで選手の年齢が明らかになるが、候補メンバーのうち約半分にあたる26人ものメンバーが年齢テストに引っかかったという。

 

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