セリエA昇格組・モンツァ、吉田麻也からオファーの“返事待ち” 強化責任者が心境明かす「ハッキリさせたい」
サンプドリアとは今月で契約満了
今月でイタリア・セリエAのサンプドリアと契約満了となる日本代表主将DF吉田麻也について、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカート・ウェブ」では昇格組のモンツァが「返事待ち」をしていると報じている。
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吉田はイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンから2020年1月にサンプドリアへ期限付き移籍。次のシーズンからは完全移籍に移行して2シーズンを過ごし、契約期間が終わろうとしている。
すでにサンプドリアは吉田との契約が更新されないことを明らかにしているだけに、7月1日の時点で世界中のどのクラブにも移籍金なしで加入できる。資金的に余裕があるJリーグのクラブが候補に挙がっていたなかで、来季からセリエAに昇格するモンツァが吉田獲得に乗り出していることが明らかになっていた。
モンツァはかつてACミランでオーナーを務めた元イタリア首相シルビオ・ベルルスコーニ氏が、当時の右腕であるアドリアーノ・ガリアーニ氏と共にチームの首脳部を担っている。モンツァ自体もミラノの郊外にある衛星都市であり、毎年F1のイタリアグランプリが開催されることでも知られる。
レポートでは「選手(吉田)はガリアーニからのオファーに対しての返事を検討している。モンツァはその返事を待っているが、返答を早く欲しがっている。彼に頼ることができるのか、それとも別の選手を探さなければいけないのかをハッキリさせたい」として、強化責任者のガリアーニ氏がやきもきしている状況を伝えた。
ベルルスコーニ氏とガリアーニ氏のタッグは、ミラン時代に当時の日本代表MF本田圭佑を「10番」としてミランに迎え入れた。現場介入をライフワークとするクセの強い会長の下でイタリアでのプレーを継続するのか、吉田の決断が待たれている模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)